関東・房総紀行 年末編

1日目 12月28日(日)
京葉線、東金線経由で成田空港へ

1日目 乗車列車一覧
乗車駅 発車時刻 下車駅 到着時刻 列車 経由路線 車両形式*両数 備考 写真
浜松 8:17 熱海 10:50 普通 5436M 東海道本線 113*4
熱海 11:00 東京 12:33 快速「アクティー」 3754M 東海道本線 211*15 なし
東京 13:02 蘇我 13:43 普通 1303A 京葉線 205*10
蘇我 14:02 大網 14:19 普通 1265M 外房線 113*4
大網 14:37 成東 14:55 普通 651M 東金線 113*4
成東 15:09 佐倉 15:43 普通 1358M 総武本線 113*6
佐倉 15:51 成田 16:03 普通 1457M 成田線 113*6 なし
成田 16:27 空港第2ビル 16:42 快速「エアポート成田」 4425F 成田線 E217*11
成田空港 20:15 京成成田 ? 特急 京成電鉄
京成本線
?

いつも通り東海道線を東京へ

出発点は自宅最寄りの浜松駅。浜松始発の熱海行きがちょうど良い時間にあったためこの列車を利用することに。やってきた車両は予想通り113系4両。いい加減新車を入れて欲しいのだがまだまだ使い倒すようだ。この列車は熱海までのロングラン列車。2時間30分乗り通すにはこの車両はあまりに乗り心地が悪すぎる。富士あたりでおしりが痛くなってしまって大変だったがなんとか熱海まで我慢することができた。これだけ長く走っても静岡県から出ることがないというのも静岡の広さを物語っている。

熱海からは運良く快速アクティーに連絡していた。車両は他の普通列車と共通のようで特にどうということはないが快速はやっぱり良い。途中防護無線が発報されたとかで一時停車していたため7分遅れで東京に到着。

貨物線転用の京葉線

蘇我駅側線では京葉臨海鉄道へ乗り入れる貨物列車が機関車付け替えを行っていた。 京葉臨海鉄道の機関車に引かれたタンク列車。蘇我駅。

今回の旅は東京近辺の路線を乗りつぶすことが目的で、列車本数も多いので特に計画を立てることなく出かけた。どの路線に乗るかも決めていなかったが、とりあえず京葉線に乗ることにした。途中動く歩道などがある長い連絡通路を通って京葉線ホームに向かう。

東京駅を出発してしばらくは地下区間である。地下区間は成田新幹線用地を転用したものなので線形はよい。地上に出たところで急カーブで90度右に曲がって海岸に向かい、再び急な左カーブを切ったところが新木場駅。ここからが貨物線として計画された本来の京葉線である。新木場手前の橋梁など、橋梁上で急カーブを描いていて強引に東京までつなげた感がよく分かる。

新木場からは海岸沿いを高架で走るのでかなり景色がよい。左手には新興住宅地、右手には海岸線がよく見えた。羽田空港を発着する飛行機もよく見える。

京葉線の終着駅蘇我駅は外房線と内房線の別れる駅でもあり重要な乗換駅であるが、ホームは意外に狭く混雑する時間帯は乗り換えは大変そう。千葉貨物ターミナル方面に向かう京葉臨海鉄道が乗り入れていて、側線で貨物列車が機関車付け替えを行っている様子が眺められた。貨物列車の本数はかなり多いようで1つの列車が出発していくとすぐに次の列車が入ってくる。

不思議なローカル線、東金線

次は東金線に乗るべく蘇我から大網まで普通列車で移動。座れなかったので運転席後ろのあたりに立っていく。前面展望など考慮されていないと思われる旧型車両だがそれなりに前方の様子はよく見える。

東金線は外房線大網駅と総武本線成東駅を結ぶ短距離路線。京葉線経由で東京に出る時などかなり利用価値がありそうな路線だし、実際通勤時間帯には京葉線直通の快速も走っているなどかなり利用価値がありそうな路線だが、地方交通線扱いで列車本数もかなり少ないのは意外に思う。常時京葉線直通快速を走らせればかなり利用は増えるのではないかと思うがどうなのだろう?

大網駅の東金線ホームは外房線ホームとは少し離れた場所にある。線路は駅の蘇我方向で単線の連絡線でつながっていた。駅を出るとすぐに半分草むした車両基地のような場所があり、その先の沿線は一面田んぼが広がっていた。大網駅から少し離れただけでこの景色はちょっとびっくり。駅周辺でもまだまだいくらでも家を建てる場所はありそう。自分の家を持ちたいという人はこのあたりに建てるといいのでは?今は列車本数が1時間に1本程度しかないが、将来化ける可能性は十分ありそう。

終点の成東駅では行き止まりのホームに入線。まさか総武線と線路がつながっていないのかと思ったが、さすがにそれはなくホーム手前でつながっていたようだ。銚子方面ではなく佐倉方面へ直通できる配線なのが興味深い。

成東から成田空港へ

成田空港に行ってみたくなったのでまずは佐倉まで移動。佐倉駅周辺も田んぼばかり。東京の通勤圏はこのあたりまでなのだろうか。佐倉では折り返す形で成田線の普通列車に乗り継ぎ。しかし乗った列車は成田止まりだったので一旦成田で下車。空港行き列車が来るのを待つ。

料金不要の空港行き列車は横須賀線から直通してくるエアポート成田。11両の長編成なのでさすがに席には余裕があった。幻となった成田新幹線用に作られた高架を進み成田空港へ。

大きな荷物を抱えた旅行客に混じって軽装で空港に入場。セキュリティーチェックがあるので以前来たときは躊躇して来た列車ですぐ引き返したのだが、見学目的でも問題なく入ることができることが分かったので堂々と入場。考えてみれば他の空港だって見学目的の人は多いのだから見学目的でも入れて当たり前である。

この日は成田駅前に宿が取れたのでこのあとは存分に飛行機を眺めて過ごすことができた。日が暮れてしまったので遠くの様子はよく分からなかったがさすがに成田空港は広い。ターミナル間の移動がもう少しスムーズにできると良いと思う。シャトルバスの本数がもう少しないとターミナルを間違えた人は乗り遅れてしまうこともあるのではないかと思ったりした。

20時をすぎて出発便もほとんどなくなったのでホテルに向かおうとJRのホームに戻ったは良いが、次の快速は1時間以上あとの21時14分!!これにはさすがに参った。まさかこんなに列車間隔が開いているとは思っていなかったが、良く時刻表を見てみると昼間でも快速は1時間おきにしかない。5両編成くらいでよいから列車本数を倍増させて欲しいものである。仕方がないので京成で成田まで移動。

京成成田駅とJR成田駅は少し離れていたが歩くのに問題があるほどの距離ではなかったので良かった。JR駅を通り抜けて予約しておいた駅前のホテル(成田U−シティホテル)にチェックイン。駅からすぐだし、すぐ前にコンビニもあるし、料金も手頃でなかなか良いホテルだった。


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