乗車駅 | 発車時刻 | 下車駅 | 到着時刻 | 列車 | 経由路線 | 車両形式*両数 | 備考 | 写真 |
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熊本 | 14:06 | 三角 | 14:54 | 普通537D | 鹿児島本線 三角線 |
キハ47*2 | ワンマン | |
三角 | 15:00 | 宇土 | 15:37 | 普通538D | 三角線 | キハ47*2 | ワンマン 上記列車の折り返し |
なし |
宇土 | 15:45 | 人吉 | 17:03 | 急行くまがわ7号 | 鹿児島本線 肥薩線 |
キハ57+65 |
三角駅駅舎。駅前になタクシーがぎっしり。 | 三角駅駅前風景。観光地という感じがする。 |
三角駅ホームから車止め方向を見る。 | 三角駅の駅名標はなかなか凝っている。駅名標の上に船の舵が掲げられているのが港の駅らしい。 |
瀬田〜網田間では海沿いを走る。海が見えるのはここと肥後長浜付近だけだったと思う。 | 鹿児島本線から三角線が分岐する宇土駅。始発列車はないので観光客は全くいない。 |
熊本で暫く待った後、三角行きの気動車に乗り継ぐ。
出発したときは1ボックス2人程度の快適な乗車率だったのだが、次の川尻で予定外の大量乗車。おばちゃんばかり大量に乗ってくる。添乗員を見る限り、JR九州のウオーキングイベントのようだった。
熊本から宇土までの2駅間だけ鹿児島本線を走り、宇土から三角線にはいる。
宇土半島を走る路線で、海沿いを走っているのかと思ったが、しばらくは田園地帯を走る。そのあとも海が見える場所は僅かで、景色は余り良くなかった。1面1線の交換不可なシンプルな駅が多い。ホームはほとんどの駅が6両分とってあるようだ。
終点の三角駅も1面1線と留置線があるだけのシンプルな配線だったが、駅は活気があった。駅前はテーマパークのような物があり、海もすぐそこに見えている。ここまで来れば有名観光地である天草諸島はすぐそこである。遊びに来るには良い場所かもしれないが、私は1人旅だし時間がないので折り返しの列車ですぐに引き返す。
熊本まではもどらないで、鹿児島本線との接続駅である宇土で下車。しかし、この宇土の乗り継ぎは今回の旅行で一番危うい物であった。
宇土駅で降りたのは、すぐにやってくる急行「くまがわ7号」に乗り継ぐため。しかしこの列車、持っていた1月号の時刻表では「2月28日までは宇土停車」とある。2月号は買っていないので3月9日のこの日のくまがわが停車するのかどうか分からなかった。
3月15日にダイヤ改正を控えているので、3月になってからの僅か15日間だけのダイヤが変わることはないだろうと思っていたし、後日乗車する指宿枕崎線も同じような列車があったが、こちらは事前に2月までと同じダイヤであることを確認していたので、この列車も恐らく大丈夫だろうと思っていた。
しかし、いざ宇土駅に降りてみると、発車案内板に「くまがわ」の表示がない。旧式のパタパタ変わるタイプの案内板だったので臨時停車の急行の表示が入っていないだけかと思って駅に掲示されている時刻表を見るが時刻表にも書かれていない。臨時停車だから別に掲示されているのかと思って見回してもそんな掲示もない。これはもしかして止まらない?
もし「くまがわ」が止まらないとなるとこの日の予定は完全に麻痺してしまう。隼人で宿泊しようとしていたがそれは不可能となり、駅から遠くて値段も高い宿しか見つからなかった人吉に宿泊する敷かなくなってしまう上、次の日からの予定も大幅変更が必要になってしまうのだ。
停車予定時間が近づいても案内放送もなく、これはいよいよやばいと思ったが、せめて通過する「くまがわ」をたしかめようとホームを見るとゆっくりと列車が入ってくる。これはもしかして停車する?列車が入ってくるのは跨線橋を渡った3番ホーム。駅員に尋ねる時間もなくいそいでホームに向かう。跨線橋を駆け上がり、停車した列車を見ながら跨線橋を駆け下り、間一髪乗り込むことが出来た。非常に危なく、まさに間一髪。荷物がもう少し多かったら乗り遅れていただろう。それにしても駅に掲示もなく案内も全くないとはどういう事か!停車するならそうと書いておくのが常識だと思うが宇土駅はどうなっているんだ!
八代から人吉までずっと球磨川沿いに走る。吉尾〜白石? | 人吉駅駅舎。歴史を感じさせる駅舎である。 |
人吉駅ホーム。構内は広いが、その広さを持て余している感じ。 | 人吉駅構内を跨線橋から見る。奥が吉松、湯前方向。左のホームは湯前線ホーム。 |
八代までは鹿児島本線を走る、九州新幹線の建設中の高架橋がよく見える。
八代駅から肥薩線にはいる。肥薩線の八代〜人吉は以前宮崎からの急行「えびの」で通ったことがあるが、そのときは日没後で景色が全く見られなかった。景色の良い区間と聞いていたので楽しみにしていた区間である。
列車は八代から球磨川沿いに人吉へと向かう。川幅は広く流れは緩やかだが、両岸は山である。そう言う地形だから線路は川沿いに敷かざるを得ず、ずっと川岸を走ることになる。多分にもれず素晴らしい景色である。厳しそうな地形だが、急行だけあってかなりスピードが出ている。車内を歩くとかなり揺れが大きかった。