乗車駅 | 発車時刻 | 下車駅 | 到着時刻 | 列車 | 経由路線 | 車両形式*両数 | 備考 | 写真 |
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唐津 | 5:57 | 博多 | 7:17 | 普通 622C | 筑肥線 福岡市交通局1号線 |
103-1500*6 | なし | |
博多 | 7:29 | 香椎 | 7:39 | 快速 1822M | 鹿児島本線 | 813*6 | ||
香椎 | 7:42 | 西戸崎 | 8:08 | 普通 726D | 香椎線 | キハ47*4 | ||
西戸崎 | 8:13 | 宇美 | 9:30 | 普通 6723D | 香椎線 | キハ47*2 +キハ47*2(香椎切り離し) |
香椎からワンマン | |
宇美 | 9:44 | 長者原 | 10:01 | 普通 730D | 香椎線 | キハ47*2 | ワンマン | |
長者原 | 10:10 | 吉塚 | 10:19 | 快速 6531H | 篠栗線 | ?*2〜3 | なし | |
吉塚 | 10:30 | 基山 | 11:15 | 普通 3135M | 鹿児島本線 | 813?*4 | なし | |
基山 | 11:18 | 甘木 | 11:43 | 普通 111 | 甘木鉄道 甘木線 |
AR104 | ワンマン |
この日は、時刻表がないためにどうなるか分からない。ローカル線で大きな改正がされていることはあまり無いだろうと思うが、少しでも早く出発しなければならない。
ホテルには無料朝食サービスが付いていたのだが、朝食を食べてから出かけてはこの日の内に乗り潰し予定路線を制覇できない可能性があるので、日の出の時刻を見計らって6時前の列車で出発することにした。
早朝の唐津駅は無人駅になっていて改札は素通りだった。しっかりした大きな駅舎だったのだが無人になる時間帯があるとは驚きだった。前日に18切符を買っておいて正解だった。
列車が出発したときはあたりは真っ暗だったが、すぐに日が昇ってきた。列車は高架で海沿いを走るので眺めはかなり良い。最初ガラガラだった列車も博多に近づくに連れどんどん人が多くなってきて、窓ガラスが曇り景色が楽しめなくなってしまった。
姪浜から地下鉄路線に直通する。かつては博多まで筑肥線として地上を走っていたのだが、都心部を走っていた区間は地下鉄乗り入れで廃止されてしまった。この区間の廃線調査は大変そうだが、いつかやってみたいと思う。
地下鉄区間は18きっぷでは乗れないので博多駅で乗り越し精算。自動精算機でどのきっぷを選べばよいのかとまどって駅員の助けを借りる羽目になってしまったが、「姪浜までの乗車券」を選択すればよいのだった。
線路の両脇は防風林?が茂っていて見晴らしが利かない。中道信号場。 | 海岸沿いにはリゾートホテルが建っているのが見える。 |
西戸崎駅駅前風景。意外に普通の住宅地という感じ。 | 西戸崎駅はコンクリートの小さめの駅舎だった。 |
博多から鹿児島本線で香椎まで移動し、香椎線の西戸崎行きに乗り継ぐ。博多を出ると、車内の電光掲示で次は二日市と表示されるから一瞬焦ったが、これもダイヤ改正の影響だろうか?多少前日までとは時刻変更がされていたが大きな違いはないようで一安心。
海の中道線と呼ばれている香椎線の香椎〜西戸崎間は、海沿いを走るのだが防風林が視界を遮って眺めは余り良くない。海の中道あたりまで来ると周りに民家は見あたらず、ただ海岸線が続いているだけといった状態だった。駅間距離も長く、途中に信号場らしきものがあった。海岸沿いにリゾートホテルと思われる建物が建っていたりして観光地化しているようすだった。
西戸崎駅は2面2線の配線。駅前は観光地の感じが強いかと思ったが意外にも普通の住宅地に近い感じだった。そのまま折り返しの宇美行きに乗車。
酒門駅周辺は緑が広がっていた。 | 宇美駅ホームより線路終端方向を見る。 |
まるで神社のような宇美駅の駅舎。 | 長者原駅香椎線ホームからは篠栗線が見下ろせる。 |
列車は香椎でかなりの時間停車。乗客はほぼ全員降りてしまった。香椎を跨いで利用する人はほとんどいないようだ。ここで後部2両が切り離され、以降ワンマン運転となった。
香椎から先は内陸部を走る。博多近郊のはずだが地形は意外に起伏が激しく田舎を走っているような印象を受ける。宇美近くまで来るとやっと博多近郊らしい栄えた町並みになってきた。
終点宇美駅は朱色に塗られた一風変わった駅舎だった。駅前もきれいに整備されていた。ホームは昔ながらの雰囲気で、長さは6両分はあっただろう。機回し線も残っていたが、今でも使うことがあるのだろうか。
今度もそのまま同じ列車で折り返す。香椎線は両端とも他の路線に連絡していないのでこういう乗り方をせざるを得ない。
篠栗線に乗り換えるため長者原で下車。長者原は篠栗線の乗換駅だが、香椎線と篠栗線は立体交差していて線路はつながっていない。同じJR(国鉄)路線どおしなのにかつては駅すらなかったそうだ。これには複雑な歴史が絡んでいるのだが、詳しく書けるほど覚えていない。篠栗線電化の際に改築されて乗り換えも便利になったようだ。
篠栗線ホームに降りると、ホームは狭く人でごった返していた。電化前は1面1線の駅だったのを電化の際に交換駅に改良したために土地が無く、ホームを広く作れなかったようだ。
博多で鹿児島本線に乗り換える予定だったが、その手前の吉塚で乗り換えた方が歩く距離も短いし、座れる確率も高いのではないかと思い吉塚で下車。降りてから博多始発列車も何本かあるのではないかと思い、失敗したかと思ったが、結果的には博多まで行ったときと同じ列車に問題なく乗り継ぐことが出来た。
吉塚から乗った列車は博多から各駅停車となる列車だった。基山手前の原田で快速列車の待避があったが、基山に着く時間はほとんど変わらないのでそのまま乗車。
甘木鉄道のレールバス。だいぶ古ぼけている印象。 | 甘木鉄道の車内の様子。ボックスシートがあるのは個人的にうれしい。車両の半分はロングシートだった。 |
甘木駅ホーム。構内は緩やかにカーブしている。 | ホーム先端から線路終端方向を見る。 |
甘木駅駅舎。第3セクターになってから建てかえられたようだ。 | 車庫の先の線路終端部分まで行ってみた。線路は道路に突き当たって終わっているが、更に延ばす予定があったような終わり方である。 |
基山で甘木鉄道に乗り換え。甘木鉄道は国鉄線から転換された第3セクター鉄道で、私の乗り潰し対象なので九州制覇のためには乗っておかなくてはならない。基山は何度も通っているが、時間に余裕が無くこれまで甘木鉄道に乗ることは出来なかった。
一旦改札を出て甘木鉄道ホームへと向かう。ホームには1両のレールバスがぽつんと止まっていた。車両も古いようだがそれ以上に塗装が古めかしい感じがする。もう少し明るい塗装にした方がよのではないだろうか。切符売り場は見あたらなかったのでそのまま整理券をとって乗車する。
基山を出てすぐあたりの場所で信号場らしき設備を発見。列車交換はなかったが、甘木駅の線路が1線しか使えないために交換設備が必要になったのだろうか。車内は地元の人ばかりの様子で皆のんびりムード。
車両は古そうだったが、運賃箱は自動読み取り式の最新の物だった。バーコード式の整理券を入れると運賃が自動表示され、投入した運賃も自動計算されるのでお釣りも出せそうな気がするが、両替機も付いていて皆両替をしていたので私もあらかじめ両替しておく。
第3セクター鉄道の線路は余り手入れされていなくて草むしていることも多いが、甘木鉄道はバラストも新しく、しっかり手入れされている様子だった。そのため、結構な速度で走っても揺れが少なく快適である。
終点の甘木駅はホームが緩やかにカーブしていて、ホームの先には車庫が建っていたが、車庫の脇を通り抜けて更に先まで線路が延びている。その先に行ってみたら道路に突き当たって途切れていたが、終着駅なのにカーブしている事と合わせると更に先まで線路を延ばす予定があった(あるいは以前は更に先へ伸びていた)ように思える。一体どこまで延ばす予定だったのだろう。
甘木鉄道でそのまま引き返そうかと思っていたが、すぐそばには西鉄甘木駅がある。携帯の乗り換え案内サイトで調べると、西鉄利用でも13時過ぎの久大線列車の発車までに久留米に着ける事が分かったので西鉄で久留米へと向かうことにした。