九州制覇旅行 13

7日目 3月14日(金)
矢部線、呼子線廃線跡調査など

7日目 乗車列車一覧
乗車駅 発車時刻 下車駅 到着時刻 列車 経由路線 車両形式*両数 備考 写真
唐津 18:19 福吉 18:40 普通 656C 筑肥線 103-1500*6 なし
福吉 19:07 唐津 19:30 普通 347C 筑肥線 103-1500*3 なし

予定を変更して矢部線の廃線調査

本来、この日は宮原線の廃線調査をしてから呼子に向かうつもりだった。しかし、車中泊に使った道の駅から宮原線の終点である小国町に行くにはやや時間がかかりすぎるうえ、痕跡がどうなっているか事前調査をあまりしていなかったこともあり、どのくらい時間がかかるか読めない。呼子線の調査の方が優先度が上だったため、ここは事前調査と前日夕方に通って痕跡が少ない(つまり短時間で調査できる)と分かっている矢部線の調査を急いで行い、出来るだけ早く呼子に移動することにした。

道の駅うきはから県道を経由して上陽町を経由し、矢部線の終点黒木へと移動。矢部線は本来その名の通り矢部村まで延びる予定だったので、出来ればその矢部村も見ておきたかったが、痕跡はないだろうし時間が惜しいのであきらめ、黒木から調査開始。

黒木町、上陽町区間はかなり痕跡が残っていて調査にも熱が入り、やはり時間が無くなってくる。八女市にはいると道路化されていてほとんど痕跡が無くなっていたが、それでも駅跡だけは押さえたいので駅間距離から割り出した駅跡と思われる場所を調べて行く。駐車場所を探すのに時間がかかったりしてどんどん時間が無くなり、起点の羽犬塚まで調査を終えたのは11時をすぎてしまっていた。

12時すぎには呼子線の調査を始めないとレンタカー返却に間に合わないと計算していたが、これではとても無理。結局呼子に移動して調査を始めたのは1時30分をすぎていた。大急ぎで調査を進めたが結局レンタカーの返却時間を伸ばすことになってしまった。日没までに筑肥線に乗っておきたかったのだがそれも不可能となった。レンタカーを返却したのは日が暮れ始めた18時だった。

予定通り筑肥線に乗るも日没で引き返す

夜の闇に浮かぶ福吉駅駅舎

それでも、一応筑肥線に乗り込む。途中で真っ暗になるのは間違いないと思ったので一番安いきっぷを購入して列車に乗り込む(周遊券は有効期限が切れていたのでもう使えない)。

発車すると共に急に辺りは暗くなり出し、虹ノ松原に到着する頃にはもう何も見えなくなってしまった。このまま博多まで行ってしまうと次の日にこの区間を無駄に往復しなくてはならなくなるばかりか、予定していた路線全てに乗れなくなる可能性が高いので、唐津に引き返して明日日の出と共に博多に向かうことを決心する。

下車したのは福吉駅。交換可能駅で、ちょうど反対方向の列車との交換があったので、そのまま反対方向の列車に飛び乗ろうかとも思ったが、フリーきっぷではないので精算しないといけないし、せっかく下車したのだから改札を出てあたりの様子を見てみたいと思いこの列車は見送る。

福吉駅は橋上駅舎の有人駅で、駅前広場なども整備されていたが、街灯も少なく閑散としていた。北口の駅前によろずやが開いているだけで、他に店なども見あたらない。次の列車まではかなり時間があったので、特にすることが無く、あたりをぶらついていたが寒い。少し離れた場所にコンビニがあったのでそこでしばらく暖をとってから駅に戻る。

再び唐津まで戻り、次の日に使う青春18きっぷを購入、さらに次の日からの新ダイヤの筑肥線時刻表をもらってから、駅近くのビジネスホテルに向かう。

せっかく唐津に戻ったのだからやり残した西唐津周辺の呼子線跡調査をやりたい気持ちがわいてきたのだが、夜では何も見えないし、翌日早朝に行くにもある程度の時間は必要なので、予定の路線の乗り潰しが出来なくなってしまう。それでなくても日の出と共に唐津を出発しても予定路線が完乗できるか危うい(この日までのダイヤなら問題なく完乗できるのだが、翌日からの新ダイヤの時刻表がないためはっきりした計画が立てられない)ので、廃線調査はやむなくあきらめることにした。


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