乗車駅 | 発車時刻 | 下車駅 | 到着時刻 | 列車 | 経由路線 | 車両形式*両数 | 備考 | 写真 |
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名古屋 | 6:21 | 新大阪 | 7:36 | こだま491号 | 東海道新幹線 | 100*16 | ||
新大阪 | 7:50 | 小倉 | 10:17 | ひかり359号 | 山陽新幹線 | 700*8 | ひかりレールスター | |
小倉 | 10:25 | 延岡 | 14:06 | 特急 にちりん5号 | 日豊本線 | 485*5 | ||
延岡 | 15:08 | 高千穂 | 16:28 | 普通 817 | 高千穂鉄道 高千穂線 |
TR-201 | ワンマン |
旅の出発は下宿先の名古屋から。幾度も乗った始発の地下鉄で出発、と行こうと思っていたのだが、家を出てから持ち金がないことに気付く。まあコンビニでもおろせるだろうと、駅に行く途中のコンビニによると、驚きの事実が判明。なんと私の使っている名古屋銀行は、ATMの可動時間と同じ時間帯しか下ろせない。これではコンビニATMの意味無しである。まだ切符を買っていないので、少なくとも周遊きっぷの分だけは持って行かなくてはならない。JR東海のみどりの窓口は一般クレジットカードは使えないのでなんとしても現金が必要。
一度家に走って帰り、非常用の資金としてとってあるものを持ってくることに。駅まで走って何とか始発に乗ることが出来た。余裕を持って家を出て良かった。
しかし、家の中の資金をかき集めてきたとはいえ、これでも足りるかどうかあやしいところ。名古屋駅に着くのは6時過ぎになり、乗り継ぎ時間は15分ほどしかないので、切符を買うだけで精一杯である。地下鉄内でどうしようか思案する。暫く考え込むと、鞄の中に予備用資金として1万円ほど入れていたことに気付く。いつもの鞄で出かけて良かった。これで周遊切符は買える。
名古屋駅に到着したら、早歩きで窓口に向かう。切符を買う余裕は5分以上あり、普通のきっぷなら問題なく買えるのだが、周遊きっぷとなると発券に手間取る人もいるので急がねばならない。
窓口では、「学割で」というのを忘れて少々時間がかかってしまったが、窓口氏は比較的慣れているようでなんとか予定の新幹線に間に合った。間に合わなければ「のぞみ」という非常手段も用意していたが、使わないで済んで良かった。
始発の「こだま」から夜明の名古屋の町を見下ろす。 | 「ひかりレールスター」は専用車両が使われている。 |
名古屋からの始発のこだまはあまり記憶にない。新大阪でひかりレールスターに乗り継ぐと、自由席は予想以上の大混雑。立ち客は出ていなかったと思うが、ほとんど席が埋まってしまった。指定席も満席のようで、すぐ前にもレールスターが出発しているのに、この混雑とは驚いた。8両では不足なのではないかと思う。
この日は夕方からレンタカーを運転しなくてはならないので睡眠不足は危険なため、窓際の席を取ったにもかかわらず車内ではほとんど寝て過ごす。
延岡駅駅舎。 | 延岡駅は貨物施設が併設されていた。 |
小倉からは「にちりん」で延岡まで移動である。この区間は既に乗ったことのある区間なので、特に景色を楽しむ必要はない。4時間の長時間乗車なのに、485系という今となっては年代物の車両であるのが残念と思っていたが、鉄道唱歌が迎えてくれるのを聞くと、こういう車両も良いなと思えてきた。(この車両は車内放送のメロディーとして鉄道唱歌のオルゴールを流すことが出来る)
自由席は小倉の階段の位置の関係で車両によって70%〜30%くらいの乗車率と、ばらつきが大きかった。
高千穂鉄道延岡駅。 | 高千穂鉄道延岡駅ホームから高千穂方向を見る。右側の線路は留置線として使われているようだ。 |
五ヶ瀬川に沿って内陸部へ分け入っていく。槇峰付近。 | 水面からの高さ東洋一として有名な高千穂橋梁。完全逆光良い写真が撮れなかったのが残念。 |
高千穂鉄道TR-201車内。ボックスシートが並ぶ。 | 高千穂駅駅舎。 |
高千穂駅全景。(3月9日撮影) |
延岡では乗り換えに時間があったので、その時間を利用して、銀行を探して資金不足を解消。これでようやく高千穂で借りるレンタカーの支払いが出来るようになった。
高千穂鉄道の駅はJRの駅舎の横にあった。線路はJRの線路とつながっていなかった。JRとの直通列車の構想は全くないということなのだろう。未成に終わった高千穂〜高森が完成していれば少しは違ったのでは無いかと思うのだが残念である。
延岡駅を出るとすぐに山側へとカーブし、トンネルが連続する。いきなり山に入っていくというのは意外であった。線路規格は高くはないようで、カーブや勾配はかなり急である。列車の速度もそれほど速くは感じられない。
途中で指定席を連結した「たかちほ号」と行き違う。指定席は転換クロスシートで、車掌も乗務していて、特別な列車という様子がうかがえた。1日2往復しかないため、狙って予定を組まないと乗れないのが残念。でも、指定席の需要などそんなにあるのだろうか?快速列車というわけでもないし・・・。
途中景勝地では徐行運転をしてくれて、観光路線であることがよく分かる。でも、乗客は観光客より地元の人の方が多かったような気がする。
高千穂駅につくと、早速予約してあったレンタカーを借りて高千穂線の未成区間である高千穂〜高森間の痕跡めぐりに出発。駅に着いたのが16時30分であり、日が暮れるまでに時間がないが、出来る限り先まで調査しておかないと次の日が厳しい。翌日は10時30分には車を返さないとバスに間に合わないのである。もう少し遅い時間のバスがあれば余裕を持って調査できるのだが、バスの本数が少なすぎるのがつらいところである。
九州は名古屋と比べるとかなり日が沈むのが遅く、思ったより調査を進めることが出来た。でも、これは日の出が遅いと言うことでもあり、翌日の調査は急がないと厳しい。
とりあえず下調べに高森まで行ってみるが、高千穂線の予定線に沿った国道325号は勾配が激しく、一部未改良(大型車のすれ違い困難)な場所もあった。高森までは1時間程度の時間がかかる事が分かった。
高森からの帰りは高速バスが経由する国道265号を通る。こちらは勾配はあるが全線センターラインのある走りやすい道だった。高千穂に行くには遠回りであるが、325号と比べても所要時間はあまり変わらなさそうである。
高千穂までは戻らず、国道218号を西に進み、道の駅で車中泊。