飯山線と東京大回り 3

2日目 1月18日(土) 前編
京葉線、武蔵野線、相模線など

2日目前編乗車列車一覧
乗車駅 発車時刻 下車駅 到着時刻 列車 経由路線 車両形式*両数 備考 写真
村上 22:26 新宿 5:10 快速 ムーンライトえちご 羽越本線
白新線
信越本線
上越線
高崎線
東北本線
赤羽線
山手線
165*6
新宿 5:20 東京 5:50 400G
500G
山手線
東海道本線
E231-500*11 山手線内回り列車
東京 6:16 西船橋 6:42 快速 621E 京葉線 103*8? 武蔵野線直通列車
西船橋 6:48 市川塩浜 6:54 快速 542E 京葉線 103*8? 武蔵野線直通列車
市川塩浜 7:09 新習志野 7:20 普通 669Y 京葉線 201*10
新習志野 7:27 府中本町 8:52 普通 760E 京葉線
武蔵野線
205*8 武蔵野線直通列車
府中本町 9:04 立川 9:15 普通 827F 南武線 205*6
立川 9:20 八王子 9:30 特別快速 803T 中央本線 201*10 なし
八王子 10:21 橋本 10:32 快速 1004K 横浜線 205*8
橋本 10:54 茅ヶ崎 11:47 普通 1058F 相模線 205*4?
茅ヶ崎 11:51 国府津 12:08 普通 773M 東海道本線 211*11

山手線新型車両で東京へ

ムーンライトえちごで早朝の新宿に到着。さてどうしよう。特にどこに行きたいと言うこともなかったので、取りあえず東京に行こうと思ってやってきた山手線内回りに乗り込む。東京に行くには当然中央線が近いのだが、ぼろ車両で行くより山手線の新型車両に乗りたいと思ったので山手線にした。

思いつきで京葉線へ

東京からは、思いつきで京葉線ホームに行く。その後武蔵野線に乗って東京を大回りしてみようと思ったのである。京葉線ホームは噂通り遠い。途中歩く歩道が2カ所ほど有り、大空港で飛行機を乗り換えているのと変わらない。別の駅にして欲しい距離だが、京葉線ホームは元々成田新幹線ホームとして造られた物だから、どうしても東京駅という名前である必要があったらしい。

京葉線ホームに止まっていたのは新しい高架路線には不釣り合いな103系。せっかく高速で走れる路線なのだからもっと良い車両を入れて高速運転して欲しいような気がする。暫く地下を走った後高架に出たが、まだ外は暗くて景色がよく分からない。

この列車は快速で、駅をすっ飛ばしながら高速で走るのは気分がよい。快速だけでなく特急や貨物まで走る路線だが、追い越し設備がある駅は少ないようでダイヤを考える人は大変だろうと思った。

乗車した列車は武蔵野線直通列車だが、西船橋、市川塩浜、南船橋を結ぶ三角線区間に乗っておきたかったので西船橋で一旦下車。ホームは両方向ともこれから都心に向かうと思われる通勤客であふれかえっていた。

三角線乗車のため1駅戻る

武蔵野線から京葉線東京方面に直通する列車を待って市川塩浜まで1駅戻る。ようやくあたりが明るくなってきて景色が分かるようになった。合流は当然のように平面交差を避けた立体交差で、新線だけあってかなり立派な作りである。

市川塩浜は西船橋の混雑が嘘のように静まりかえっていた。反対方向のホームに廻ってみると次の列車までかなり時間がある。調べてみるとこの駅は快速が止まらないのであった。新浦安まで行けばもっと速い列車に乗れたようで失敗した。都心の路線の割には列車間隔が長いように感じるが、快速を通すために列車間隔を開けざるを得ないのだろう。待ち時間は15分もあり、ゆっくり時刻表を調べることが出来てしまった。

待ち時間に新型車両を使用した快速が通過していった。京葉線には様々な色、形式の車両が走っているようで、見ていて楽しい。

南船橋を行き過ぎ新習志野へ

さて、待ち時間の間に時刻表を調べてみると、次の南船橋で降りても武蔵野線直通列車まで時間がある。その武蔵野線直通列車は新習志野始発だったので、それなら始発駅まで迎えに行くことにしよう。

やってきた列車は201系。またも国鉄時代の古い車両である。三角線の3つ目の頂点駅である南船橋は通り過ぎて、新習志野で降りる。

新習志野は駅前は振興開発地区のようで、ちょっと外に出てみたいような気がしたが、ゲートがある有人通路を通らないといけないので、一旦出てすぐに入り直すことになるのを躊躇してしまった。

終始混雑する武蔵野線を乗り通す

新習志野は3面4線の大きな駅。土地に余裕があったようでホームの幅も広い。東京近辺では2面2線の相対ホームばかりの様子だった京葉線も、この辺りまで来るとこのような待避、折り返しの可能な駅が多いようだ。

今度の車両は205系。新しいと言うほどの車両ではないような気もするが、ステンレス車両ということでだいぶ新しさを感じる。ロングシートなので余り景色は楽しめそうにないが、一応先頭車両の前の方に座る。

列車はガラガラのまま発車。昼間でも京葉線蘇我方面から武蔵野線へ直通する乗客は少ないような気がするが、西船橋で折り返すのが困難なためこのような運用になったのだろう。このような系統が多いのは三角線を乗り潰すのには有り難い。

ガラガラのまま終点まで行ってくれれば有り難かったが、さすがにそうはいかない。西船橋で早速多くの乗客が乗ってきて立ち客も出てしまい、景色が見づらくなる。その後も乗客は増え、もはや駅の様子を観察するのも困難。ムーンライトえちごでの疲れもあってかなり眠い。必死に起きていようとしたが記憶がとぎれとぎれである。混雑度は終点まで余り変わらなかった様子である。

列車の終点である府中本町は南武線との接続駅。武蔵野線としてはここが起点ではなく、さらに地下トンネルをかなり走った鶴見信号場が起点である。この区間はずっと地下で駅がないため旅客列車は走っていない。(とは言っても臨時の旅客列車が時々走るのだが。)

府中本町も乗客で混雑していたので、改札を出るのは止めてすぐに南武線に乗り換えることにした。

南武線で立川へ

南武線の列車で立川に向かう。車両は再び205系。まあどうせ乗車距離は短いからどんな車両でも構わないのだが。

南武線は貨物列車も走る路線で、ちょっと興味ある路線なのだが、今回は良いルートが思いつかなかったので乗り通すのは止めておいた。

混雑する中央線で八王子へ

立川で中央線に乗り換え。豊田止まりの列車を見送って高尾行き特別快速に乗り込む。

中央線は相変わらず混んでいた。もう少し何か対策を打てない物なのだろうか。車両は201系で統一されているが、そろそろ新型車両が入ってもおかしくない気がする。

八王子で暫く列車を眺める

八王子駅跨線橋から高雄方向を見る。 八王子駅中線で待避中の貨物列車と上り本線に入線してきた特別快速。

八王子駅は少し前に雑誌の特集があり、興味を持っていた駅である。雑誌の特集は配線変更で発着番線を変更し、中央線の上下を異なるホームの発着にすることでホームの混雑を緩和したという内容だった。せっかくの機会なので暫く列車の発着を眺めることにする。眺めてみると路盤の新しさや使われなくなった信号機など、確かに配線変更の跡が伺える。中線での貨物列車の機関車付け替えなども行われていて、長い間いても見飽きない駅だと思った。

横浜線で橋本へ

この後は相模線で茅ヶ崎に出ることにした。相模線は横浜線の橋本から分岐しているので取りあえず横浜線で橋本に向かう。横浜線ホームに行ったらタッチの差で前の列車が出て行ってしまったので、ホームで大気中だった次の列車に乗り込む。

乗り込んだ列車は快速。まさか橋本を通過するはずはないだろうと思うが一応停車駅案内を見てから席に座る。快速だからかわりと利用客は多いように感じた。

相模線でのんびり茅ヶ崎へ

橋本で相模線に乗り換え。時刻表を見て今までの路線にくらべると列車間隔が長いことに気付く。ここまで来ると郊外路線という感じになってくるのだろう。編成もぐっと短くなり4両編成だった。

駅周辺は住宅が立ち並んでいるのだが、駅間は田園地帯という区間も多い。列車速度もあまり速いようには感じなかった。首都圏のちょうど端の部分に沿って走っているという感覚がする。路線が単線で、ドアが半自動というのは驚きだった。

小田急と接続する海老名からは利用者が増え、景色も余り見られなくなってしまった。都心部に向かうことなく茅ヶ崎に出られる路線とあってそれなりに重宝されているようだった。

ガラガラの東海道線で国府津へ

学校か何かと見間違いそうな国府津駅駅舎。 閑散としていた国府津駅の駅前広場。

茅ヶ崎で乗り換えた東海道線の列車はおなじみの211系11両編成だったが、車内はガラガラ。1両に5〜10人程度で、こんなに空いていて良いのだろうかと思ってしまう。車内はロングシートだからなおさらガラガラさが際だって見える。

この列車は国府津止まりだからこんなに空いていたということもあるのだろうが、以前東京に行くときにのった列車もこの辺りはガラガラで走っていたことを思い出す。東京周辺の混雑度をさばくには終点近くではガラガラになってしまってもこれだけの両数が必要と言うことなのだろう。

国府津駅は駅としては大規模なのだが、駅前広場は閑散としていた。


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