飯山線と東京大回り 2

1日目 1月17日(金) 後編
上越線(大沢〜長岡)など

1日目後編乗車列車一覧
乗車駅 発車時刻 下車駅 到着時刻 列車 経由路線 車両形式*両数 備考 写真
越後川口 15:46 大沢 16:28 普通 1742M 上越線 115*1500*3 ワンマン なし
大沢 16:35 長岡 17:40 普通 1745M 上越線 115*1000*2
長岡 19:14 新津 20:09 普通 455M 信越本線 E127*6
新津 20:24 村上 21:45 普通 837D 羽越本線 キハ47*1
+ キハ40*2
村上 22:26 新宿 5:10 快速 ムーンライトえちご 羽越本線
白新線
信越本線
上越線
高崎線
東北本線
赤羽線
山手線
165*6

大沢まで逆方向に進んでから長岡へ

丘の上にひっそりと建っていた大沢駅駅舎。 大沢駅からの眺めはかなりのもの。でも利用者は麓から上ってこなくてはならず大変そう。

本日はムーンライトえちごで新宿に行くため、新潟方面に向かう必要があるが、越後川口から一旦上越線上り列車で越後湯沢方面にすすむ。というのは、上越線は六日町から宮内が未乗車として残っていて、この区間を走破しておかないとのちのち面倒なことになりそうだったからである。

下り列車との乗り継ぎの関係で大沢まで行って下車。大沢も朝通ってきた篠ノ井線姨捨駅に似た眺めの良い駅だった。(姨捨には一歩劣るのだが・・)

大沢で下り列車に乗り換えるが、この列車が大混雑。3両編成の登りでも混雑していたのになぜ2両なんだと言いたくなる。使い古した国鉄車両なのだから車両不足というわけでもないだろう。ただでさえ下校する学生で混雑しているところを金曜日夕方と言うことでスキーなどに出かける乗客が重なってこの混雑になったようだが、もう少し柔軟に編成両数を調節するなりして欲しいものである。しかも各駅で下車する学生と乗車する学生がいて入れ替わりが激しく、乗降に時間がかかってダイヤがどんどん遅れていく。

大混雑状態も浦佐あたりからだんだん解消に向かい、長岡手前で席に着くことが出来た。宮内手前で完全に日没となってしまったが、町明かりもあったことなので長岡まで完乗したことにしておくことにする。

夜の信越本線、羽越本線を村上へ

長岡駅の大きな駅舎。駅前はバスセンターになっていた。 新津からは気動車で村上へ。塗装はきれいに塗り替えられていて好印象。

到着した長岡は雨が降っていた。降るなら雪だろうと思っていただけに意外だった。上越線沿線は雪が積もっていたのにここまで来ると雪はほとんど残っていなかった。

長岡で時間があったので夕食を食べようと思っていたのだが、駅内にめぼしい食事どころが見つからない。うどんやそばでは物足りないのでしっかりしたものが食べたかったのだがしっかりした食堂はなかった。どうしようかと暫く探し回ったら、駅に隣接したデパート?に食事場所を発見。ここで夕食にする。

更に駅から少し離れた場所にあった郵便局まで現金をおろしにいってから、今夜の宿となるムーンライトえちごを迎えに行くことにする。

長岡から乗った列車は最新鋭のE127系電車。オールロングシートの通勤車両だったが、編成両数が6両と長く、充分に全員着席することが出来た。最新式電車だけあって走行音も静かで加速も良い。進むにつれて車内は空いてきて快適に過ごすことが出来たので、そのまま新潟まで行こうかとも思ったが、新津で羽越本線に乗り継ぐとちょうど良い時間にムーンライトえちごの始発駅である村上まで行けることが分かったので、村上まで行くことにした。

ひっそりと静まりかえる新津駅で羽越本線の気動車に乗り換え。全線電化区間を走るのになぜ気動車かと思うかも知れないが、この列車は村上より先の交流電化区間まで行くので、高価な交直流車両を入れるより余っている気動車を使った方が良いという判断のようで、村上を跨ぐ普通列車は全て気動車列車である。

車両は国鉄時代のキハ47とキハ40だが、塗装が独自色に塗り替えられていて印象はよい。ガラガラの車内でゆったり過ごす。本当は少し仮眠しておきたいところでもあったが、この列車は村上より先の鼠ヶ関行きで、もし村上を寝過ごしたらムーンライトに乗ることは出来なくなってしまうため、眠るわけにはいかない。

岩舟町に到着するときに、「これより先、反対方向の普通列車はありません。くれぐれも乗り越しされないようご注意下さい。」という放送が入り、ムーンライトも普通列車だと思っていたため時刻表を見間違えたかと一瞬びっくりしたが、ムーンライトは(規則上は普通列車の一種ではあるが)快速であり、各駅停車の列車はもうないという意味だったのだと理解した。

ムーンライトえちご

村上駅駅舎。 ムーンライトえちごの車内。リクライニングシートが並ぶ快適な車内だった。

村上駅はムーンライトを待っていると思われる人たちがうろうろしていた。有り難いことに駅のすぐ前にコンビニがあったので、夜食を買い込む。駅に戻るとすでに列車が入線していたので、早速乗り込む。

ムーンライトえちごは以前北海道に行くときに乗るよていだったが、上越線が大雨で運転休止となり乗れなくなり、その後も指定券が取れなくてあきらめたりとなかなか乗ることが出来なかった列車で、今回ようやく乗ることが出来た。

出発時間になっても乗客は余り増えず、1両に数人程度の乗車率で村上を発車。元グリーン車の座席を転用しているだけあってリクライニングはかなり深い。シートピッチも広いし、古い車両ではあるが窓ががたつくこともなく非常に快適だった。新潟あたりからはかなり乗車があったのだろうがほとんど記憶がない。


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