大澄半島 1

1日目 11月1日(金曜日)
名古屋〜米原〜京都〜

1日目乗車列車一覧
乗車駅 下車駅 乗車駅
発車時刻
下車駅
到着時刻
列車番号 種別 愛称 経由路線 車両形式*両数 備考 写真
名古屋 米原 17:25 18:34 2233F 新快速   東海道本線 313? 別列車だったかも  なし
米原 京都 19:01 19:22 105A 新幹線 ひかり105号 東海道新幹線 700*16 ダイヤ改正後の時刻表を参照しているため列車が違うかも
京都 南宮崎 20:20 10:41 33 寝台特急 彗星 東海道本線
山陽本線
鹿児島本線
日豊本線
FE66(京都〜下関)
EF81(下関〜南宮崎)
+14系寝台*5
+あかつき
3号車欠番
あかつきはフル編成
名古屋で切符を購入

今回は出発列車を決めていなかったのでまだ切符を購入していなかった。帰りの航空券がチケットレス決済のために航空券は手元にない状態だったので、その状態で周遊切符が買えるかどうかも問題だった。時刻表の周遊切符の説明には航空券を組み込む場合はその航空券を動じ購入するか提示しないといけないと書いてあり、厳密に解釈すれば航空券が手元にない状態では周遊切符にその航空券を組み込むことが出来ないのである。そして、実は前日にそのことを窓口で聞いたら「この窓口で購入してもらわないといけない」などと訳の分からないことを言われた(すでにチケットレス決済済みなのだから改めて購入は出来ないのでは・・)のでかなり心配だった。最悪周遊切符利用をあきらめて普通切符で行くしかないかなとも思っていた。

いざ窓口に行ってみると、担当窓口の係員は若い男の人。まだ規則が飲み込めていないのでは無いかと心配になるが、事情を話すと「確実に指定日に航空機で帰ってくることが分かればいいですよ」とのことで、チケットレス決済の画面をプリントした物を見せることで発売してもらうことが出来た。頭の柔らかい人で助かった。最初「なは」で行く予定をしていて鹿児島ゾーンを発売してもらったら、驚いたことにその「なは」が満席だったために宮崎ゾーン、「彗星」利用に変えてもらったり、最初学割で発売して欲しいことを告げるのを忘れていて発見し直してもらったりとかなり時間をかけてしまった。係の人もこのような切符の発券には不慣れだったようで、15分くらいかかっただろうか。名古屋駅だったから良かったが、窓口が1つしかない駅だったらひどく迷惑な客だったかも。

一部新幹線を使って京都へ

名古屋から米原まで在来線で移動。もう何度も通った区間なのと、日が暮れてしまったことで特に景色を見ることもなく、まだはっきり決まっていない予定をどうしようか考えながら移動。

米原からはいつもなら新快速に乗り継いで京都に向かうのだが、この日は新幹線に乗り継ぐ。新幹線を使わないと時間がないというわけでもないのになぜ新幹線なのかといえば、関西発の寝台特急は新幹線からの乗り継ぎ割引が利くからである。時刻表を読むと東京〜九州間の寝台特急は新幹線からの乗り継ぎ割引は適用されないとあるが、窓口で聞いたところ関西発の寝台特急は適用できるそうで、1区間新幹線を使って乗り継ぎ割引を利かせた方が安かったため新幹線にしたのである。当然自由席なのだが、運悪くやってきた列車は遠くまで行く「ひかり」だったため満席で、デッキに立っていくことになってしまった。米原から京都はかなり時間がかかることが身をもって体感できた。(この区間は東海道新幹線で最も駅間距離が長かったような・・)

寝台特急「彗星」
京都駅の発車案内板。2列車が併記されている。 ヘッドマークを付けて京都駅停車中のEF66。
「彗星」の行き先方向幕。 B個室室内。入口部分から撮影。見ての通り狭いが、必要十分な空間はある。

同じくB個室室内。部屋の一番奥から撮影。ベットの脇は階段。 狭い通路の両側に扉が並ぶB個室寝台車。
列車最後部。 下関で付け替えられたEF81。先頭車両から窓越しに撮影。

寝台特急に乗るのは北海道内の寝台車連結特急を除けばこれが4回目。でも今まで乗ったのは東北本線系統ばかりで、東海道・山陽系統の列車はこれがはじめてである。住んでいるのが名古屋のため東海道線系統の列車はいまいち使いづらいのと、北斗星などの列車に比べて設備が貧弱なのに料金が同じのため使う気がしないから今まで使わなかったのである。しかし使わないうちに廃止になってしまうのが心配なのと、日程が厳しく朝目的地に到着する寝台特急の利用価値が高かったため今回利用することにした。

「彗星」は京都始発なので、混雑する大阪まで出なくて良いのは楽である。本当は腹ごしらえをしてから乗り込みたかったのだが、余り時間がなかったので駅弁を買って乗り込む。

個室に荷物を置いたら取りあえず外に出て撮影。機関車はEF66、「あかつき」を併結していて編成が長いのでパワフルな機関車が必要なのだろう。ホーム先端に停車していたが、反対側のホームは更に先まであったため正面から撮影できた。長い編成だったが一応最後尾のテールマークも撮影。

発車間際に個室に戻り、夕食とする。混雑する通勤列車と併走。上段だったので他の列車やホームを見下ろせ、優越感に浸れる。車内はかなり暖かく、感覚的には24度くらいではないかと思えた。これなら温度調整の出来ない解放寝台でも寒さの心配はないだろう。ムーンライト系列の列車も全てこのくらいの温度設定にして欲しいものである。

大阪出発を見届けてからベッドに入り、岡山県に入る頃には眠りに入っていたようだ。しかし、下関到着前には一旦起き、下関駅での機関車付け替えを見るため駅で一旦下車。ムーンライト九州の時は少なくとも10人くらいは機関車付け替えを見に降りてくるのだが、寝台列車は利用者層が違うので降りてきたのは3人くらいだった。付け替えが終わったときは発車時間直前でちょっと焦った。

関門トンネルを越えた門司駅で「あかつき」の切り離しがあるが、我が「彗星」は、「あかつき」を切り離してすぐに出発してしまうため降りるのはちょっと危険かなと思い、おとなしく部屋にいた。南宮崎まではまだまだ時間がかかるのでもう一度寝ることにする。


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