乗車駅 | 下車駅 | 乗車駅 発車時刻 |
下車駅 到着時刻 |
列車番号 | 種別 | 愛称 | 経由路線 | 車両形式*両数 | 備考 | 写真 |
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函館 | 札幌 | 23:30 | 6:31 | 6981D | 快速 | ミッドナイト | 函館本線 室蘭本線 千歳線 函館本線 |
キハ183*5 | 1両増結 | |
札幌 | 石狩沼田 | 7:04 | 7:48 | 535D | 普通 | 札沼線 | キハ143等*6 | 他の車両の形式は未調査 | ||
石狩沼田 | 新十津川 | 7:51 | 9:29 | 5423D | 普通 | 札沼線 | キハ40*1 | ワンマン | ||
新十津川役場前 | 滝川駅 | 9:45くらい | 10:03 | ? | 普通 | JR北海道バス 石狩線 |
? | ワンマン |
山際の田園地帯を走る。(豊ヶ岡〜札比内) | 晩生内(おそきない)駅。手前のスペースがかつて行き違い可能駅だったことを示している。 |
中徳富駅付近。水田が広がっている。 | 新十津川に停車中の列車。終着駅の雰囲気は感じられない。 |
新十津川駅に停車中の列車。手前のスペースは行き違い設備の跡だろうか? | こぢんまりとした新十津川駅駅舎。 |
札幌に着いたら朝食用のサンドイッチを購入してすぐに札沼線に乗り込む。札沼線は終点の新十津川まで行こうとすると利用できる列車が1日3往復しかない。しかもそのうち1往復は夜中の運行なので景色を見ようとすれば利用できる列車は2往復のみで、計画を立てる上でネックとなる路線である。しかし、朝札幌に到着する夜行列車から札沼線に乗り換えるとちょうど良い時間で新十津川への列車に接続するのである。
桑園で函館本線と分かれて単線の札沼線にはいる。その桑園駅の出発信号機には「学」の文字があった。札沼線の愛称は学園都市線だが、運転の現場までこの呼び名を使っているとは驚きだった。「札」では札幌方面と分かりづらいと言うこともあるのだろうが。
単線だったのは少しの間だけで、八件駅からは複線となる。列車は複線高架を淡々と進む。近年になって高架化されたらしくまだ新しい。カーブは少なくスピードが出せそうな線形だが、駅間距離が短くあまりスピードは出さなかった。快速を作ればかなりスピードアップできるのではないかと思う。大平手前で地上に降りたがここから先も複線化されていた。
列車は6両の長編成である。札幌発車時点では早朝であり乗客は少なかったが途中駅からどんどん乗り込んできた。札幌近郊は家が建ち並んでいたが地上に降りる大平辺はまだ開発途上のようで、新しい家のほか建設中の家やマンションが多く見られた。
あいの里教育大からは単線となるが、乗客は更に増える。この辺りになると線路際には荒れ地が広がるようになり、まだまだ開発は進んでいない感じである。石狩川の橋梁はちょうど架け替え工事が最終段階にあった。もうすぐ新しい橋梁に変わるようだ。新橋梁も単線で造られていたので、どうやらこの区間の複線化の予定はないようだ。
石狩川を渡ると回りは完全に田舎の風景となり、駅間距離もかなり長くなる。石狩当別手前では両脇に水田が広がり、家は遠くにしか見えない。それなのに6両の列車が満員の乗客を乗せているのが信じられなくなる。直線が続くので列車はスピードを上げて走る。
石狩当別駅で新十津川行きに乗り換え。予想通り1両だったが、予想に反して乗り換え客が多く、すぐにラッシュ状態になってしまった。次の北海道医療大で少しは降りたが、それでもまだ乗客は多く座れない。学生の通学利用がそれなりにあるようだ。1両では輸送力がやや不足している気がする。それにしてもこのダイヤでは通学に使うのも大変だろうと思う。
浦臼を出ると学生もいなくなりボックスに1人が陣取ることが出来るようになった。しかし乗っているのはほとんどが鉄道好きの旅行者のようで、地元の人の利用はかなり少ない感じだった。両側に水田が広がる中を列車は進む。
終着の新十津川まで利用したのは5人くらいだが、新十津川につくとみんな列車や駅舎の写真を撮り始める。やはり鉄道ファンばかりだったことが分かる。このような利用者しかいないようでは先が思いやられる。駅は町の中心ではなく、駅前には何もない。住民生活と駅とは全く関係ないという感じである。駅は1面1線の単純な折り返し駅で、駅舎も小さく終着駅の雰囲気はない。それもそのはずでかつてはここから留萌本線の石狩沼田まで線路が続いていたのである。
乗客の半分くらいはそのまま来た列車で引き返すようだったが、私は滝川までバスで出るべくバス停のある新十津川役場前まで歩く。このルートを知っていると同じ路線を引き返すというつまらないことをしなくてすむので便利である。駅からバス停までは5分もあれば十分歩ける。私の他に2人のグループが同じルートをとっていた。駅前まで乗り入れるバスは廃止された物と思っていたが、後で廃線跡調査のためにもう一度この駅に来たときにに駅前にバスが止まっていたので、駅まで乗り入れるバスもまだ存在することが分かった。しかし、役場前まで歩くほうが本数も多いし無難だろう。接続するバスの時刻表が新十津川駅の駅舎内に張ってあった。ちなみに滝川までの運賃は200円くらいだったと思う。JRバスなので北海道フリー切符なら別料金を払わないで乗れる。
夜の闇に沈もうとしている石狩沼田駅。滝川とを結ぶJRバスが止まっていた。 | 石狩沼田駅ホーム。向こう側のホームは線路も取り外されていて使われていないが、駅名標だけはしっかり立っていた。 |
明日萌駅こと恵比島駅。周りには人一人いない。 | 明日萌駅の駅名標と本来の駅名である恵比島駅の駅銘板。 |
滝川駅で友人と待ち合わせ、午後からはレンタカーで廃線跡調査に入る。まずこの日は札沼線の廃止区間を調査してきたのだが、その調査の詳細については廃線跡調査のページに書くのでここでは石狩沼田駅と、その近くにあり「すずらん」で有名になった留萌本線の明日萌駅こと恵比島駅の夜の写真を見てもらうことにしよう。
予定では札沼線の調査を早めに終えてこの日の内に羽幌線の調査に入ろうと思っていたのだが、調査開始が遅れたのと調査に時間をかけてしまったことでこの日は結局札沼線のみで終わってしまった。石狩沼田に着いたのも18:30であり、もう少しで札沼線の調査すら終えられない所だった。
日が暮れてから留萌まで移動してこの日は車中泊。