乗車駅 | 下車駅 | 乗車駅 発車時刻 |
下車駅 到着時刻 |
列車番号 | 種別 | 愛称 | 経由路線 | 車両形式*両数 | 備考 | 写真 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
京都 | 下関 | 21:33 | 5:34 | 9231 | 快速 | ムーンライト九州 | 東海道本線 山陽本線 |
EF65+14*6 | シュプール用改造車両 | |
下関 | 厚狭 | 6:06 | 6:38 | 5420M | 普通 | 山陽本線 | 411-300?*4 + 411-1500*4(厚狭まで) |
JR九州車 | ||
厚狭 | 宇部 | 6:41 | 6:50 | 3524M | 普通 | 山陽本線 | 411-?*4 | JR西日本車 | ||
宇部 | 宇部新川 | 6:53 | 7:03 | 928M | 普通 | 宇部線 | 123*1 | ワンマン | ||
宇部新川 | 雀田 | 7:35 | 7:47 | 427M | 普通 | 宇部線 小野田線 |
105?*2 | ワンマン | ||
雀田 | 長門本山 | 7:58 | 8:03 | 625M | 普通 | 小野田線(本山支線) | 42*1(42001) | ワンマン | ||
長門本山 | 雀田 | 8:33 | 8:38 | 628M | 普通 | 小野田線(本山支線) | 42*1(42001) | ワンマン 上記車両の折り返し |
同上 | |
雀田 | 小野田 | 9:00 | 9:15 | 429M | 普通 | 小野田線 | 123*1 | ワンマン | ||
小野田 | 小郡 | 9:22 | 9:50 | 3532M | 普通 | 山陽本線 | 115-500*4 | |||
小郡 | 宇部 | 10:05 | 11:04 | 939M | 普通 | 宇部線 | 105?*2 | ワンマン | ||
宇部 | 厚狭 | 11:07 | 11:16 | 5545M | 普通 | 山陽本線 | 411-200?*4 | JR九州車 | ||
厚狭 | 南大嶺 | 11:20 | 11:44 | 729D | 普通 | 美祢線 | キハ120*1 | ワンマン | ||
南大嶺 | 長門市 | 14:53 | 15:36 | 733D | 普通 | 美祢線 | キハ120*1 | ワンマン | ||
長門市 | 仙崎 | 15:37 | 15:40 | 627D | 普通 | 山陰本線(仙崎支線) | キハ120*1 | ワンマン 上記車両の直通 |
同上 | |
仙崎 | 長門市 | 15:47 | 15:50 | 734D | 普通 | 山陰本線(仙崎支線) | キハ120*1 | ワンマン 上記車両の折り返し |
同上 | |
長門市 | 玉江 | 16:52 | 17:26 | 580D | 普通 | 山陰本線 | キハ23*2 | ワンマン |
結局ほとんど眠れぬままムーンライト九州を下関で下車。まだ辺りは暗いが、機関車の付け替えを見ようと多くの乗客がホームに出てきた。乗り継ぎには時間があるので私も機関車付け替えを見学する。ここまで先頭に立っていたEF65が切り離されて去っていき、しばらくするとEF81がやってきて連結される。連結作業には結構時間をかけていて、列車の停車時間も12分と長い。連結作業が終わるとすぐに発車である。見守っていた乗客はそそくさと列車に乗り込んでいき、ドアが閉まって列車が出ていった。列車の出ていったホームは静まりかえっていて、非常にさみしい感じである。当然売店等もまだ開いてないのでとりあえず改札を出て何か朝食を買ってくることにする。
乗車予定の宇部行き普通列車はここ下関市発になっていたので早めにホームに行ったのだがまだ列車の姿はなく、乗車予定の乗客が少しいるだけだった。しばらく待って、発車の2分前になってやっと列車が入ってきた。時刻表では始発のように書かれているが、実際は小倉からの5220Mがそのまま直通するダイヤになっていた。車両はJR九州の411系。車内はJR九州らしく原色を基調にした派手なデザインにニューリアルされていた。シートはロングシートになっていた。
この列車にこのまま乗っていれば乗り換え予定の小郡まで行くのだが、この列車は厚狭で14分停車し、その間に浅し発の普通列車が先に出発するダイヤになっていた。この列車にこのまま乗っていては宇部での乗り換えが間に合わないので先行する普通列車に乗り換える。
厚狭からの小郡行き普通列車も411系。しかし今度は西日本の車両で、車内デザインがずいぶんと違う。シートもボックスシートだった。
宇部で宇部線の列車に乗り換える。車両は123型の単行。乗客はかなり多く立ち席になってしまった。思えばこれが災難の始まり。この辺りの予定は出発前に一応立てておいたのだが、いろいろなルートを検討したために頭の中でこんがらがっていた。しかも乗り継ぎが多いためにどこがどの駅なのかも良く把握できていなかった。普通は乗換駅に着く前に次の乗車列車の行き先と発車時刻をチェックしておくのだが、立っていたためにそれをしなかった。とにかく小野田線の列車に乗ればいいことは分かっていたので問題はないだろうと思っていたのである。よって乗り換え時間が僅か1分であることも気付いていなかった。1つ手前の伊能でも乗り継ぎが出来るのでそちらで降りれば良かったのだがいろいろなルートを検討したために乗り継ぎ時間は十分あるものと勘違いしていた。乗り換え予定の宇部新川に到着すると、反対側のホームに列車が停車していて、すぐに発車ベルが鳴り始めた。行き先表示は「小野田←→宇部新川」の表示だったような気がするのだが、一瞬湖の列車の行き先は宇部新川なのか?と思ってしまった。実は今いる駅が宇部新川なのだから宇部新川行きの訳がないのだが駅名とその位置がこんがらがっていたのである。そしてこの列車に乗れば良かったのか迷っているうちに列車は発車してしまった。
それでも、いつも1本くらい列車を遅らせても問題ないように予定を立てるので、次の列車に乗れば問題ないだろうと思っていた。ゆっくりベンチに座ってこれからの予定の再組み立てをしてみると、予定していたルートを取ると美祢線の列車に間に合わないことが判明した。美祢線の列車を遅らせると仙崎に行けなくなってしまう可能性が高いのでそれは避けなければならない。何とかうまい乗り継ぎはないかと必死に時刻表をめくる。20分程度時間をかけて必死に調べた結果ついに良い乗り継ぎ方法を発見。乗り換えは予定していたより多くなってしまうがこの際やむを得ない。予定していた路線を乗り残すことになってしまうことも覚悟していたが何とかそれは免れた。
とりあえずは昼間になると列車のなくなってしまう小野田線本山支線である。当初予定していた列車の1本後の小野田行き普通で雀田まで移動。雀田は時刻表では拠点駅のように書いてある(一応拠点駅ではある)が、実際に行ってみるととても拠点駅とは思えない小さな駅だった。小野田線本線と本山支線とはホームの長門長沢方で分かれていて、それぞれ1本の線路がホームに接していた。駅舎を入れて3角形のようなホームになっていた。これはここ雀田から小野田方面へはあとで作った線路であることが関係しているのだと思われる。
本山支線はJRで一番ふるい電車であるクモハ42001が活躍していることで有名である。その電車はすでにホームに待機していた。車内にもかなり人が乗っていたので、出発までまだ少し時間があったが早速乗り込む。しばらくすると宇部新川行きの普通列車が到着した。すると初めから乗っていた人は列車から降りて新川行きの列車に乗り込んでいった。外が雨だったこともあるだろうが到着まで車内で座っているというのは常連ならではである。新たに乗り込んできた人たちもみんな常連のようで互いに挨拶を交わしてから席に着く。本山支線は工業地帯への通勤路線なので、毎日決まった人が利用するのみの路線なのである。列車が朝と夕方にしかないのもそのせいである。
雀田を発車した列車は家並みを縫ってゆっくりと進んでいく。途中1駅に止まったら次は終着の長門本山である。長門本山に着くと常連客はすぐにどこへともなく消えていった。駅周辺はただの閑静な住宅街と行った感じで工業地帯とは思えないのだが海側へ歩くとすぐ工業地帯となるのだと思われた。晴れていたら少し歩いたかも知れないが、あいにく雨だったので駅で折り返しの時間を待つことにする。私の他にもう2人ほどこの列車に乗りに来た人がいて、その人たちと運転手が話していたのでその話に参加させてもらうことにする。この車両が検査にはいるときには123型の単行が代走をつとめることや、この車両はおそらく夏までくらいの運命だろうといったことが聞けた。もう少し来るのが遅かったら蒙古の車両は見えなかったかも知れず、今回ここに来て良かったと思った。天候があいにくの雨だったため撮った写真もなんだかぼやけたような写真になってしまったがまあこのくらいは仕方がないだろう。どうせ駅に止まっているところを撮っただけで、作品というようなものではないし。
再び同じ列車で雀田まで引き返し、雀田でしばらく待った後小野田行きの列車に乗り継ぐ。またもや123系の単行。1両だけなので車内はわりと混んでいる。でもロングシートだったこともあり席に座ることが出来た。しかしこのようなロングシート車は景色を見るには適していない。駅にとまるごとに乗客が増えてきて、立ち客もかなり多くなってきたので向こう側の景色はよく見えないし、かといって振り返って景色を見るのも首が痛くなるので大変である。よって沿線の風景はあまりしっかり見ていないが住宅地の中をゆっくり走っていた感じである。ところでこの123系、いやに角張った電車だと思ったら郵便車からの改造車両らしい。
小野田で山陽本線に乗り継ぐ。先ほど通った区間をまた通ることになるが、この地域は宇部線、小野田線、山陽本線が複雑に連絡しあっていて全てを乗るにはどうしても重複する区間が出てしまう。この列車で小郡まで移動。
小郡駅は新幹線も停まる駅だけにかなり規模が大きい。貨物扱いもしているようで貨物のためのスペースもかなりある感じだった。改札付近をしばらくうろうろした後宇部線の列車に乗り込む。
宇部線は最初は田圃の中をのんびりと走っていた。しかしだんだん住宅地の中を縫うように走るようになる。車内の案内放送が宇部行きのはずなのに最初どこか別の駅を行き先として告げていたのでちょっと焦ったがそのまま乗っていたら宇部まで到着した。まあ宇部線周りで小郡から宇部まで直通する人など普通いないよな。
宇部で再び山陽本線の普通に乗り継いで厚狭まで移動する。しかし事前の計画では乗り継ぎにはかなり時間のある駅が多かったはずだがこの緊急修正した計画だと非常にスムーズに乗り継げた。スムーズすぎて時間が無く、駅の写真などを撮れなかったのが残念でもある。
ところでこの厚狭までの普通列車で、小野田から厚狭にかけて廃線跡らしき路盤が平行しているのを見つけた。最初左側に現れて途中で右に移ったのだがこれは何だったのだろう。貨物線跡?この旅行でもいくつかの廃線に行って来たように最近廃線跡調査にはまっているのでかなり興味を持った。