乗車駅 | 下車駅 | 乗車駅 発車時刻 |
下車駅 到着時刻 |
種別 | 行先 | 経由路線 (乗車区間) |
車両形式*両数 | 備考 | 写真 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
新岐阜 | 笠松 | 14:13 | 14:17 | 急行 | 豊橋 | 名古屋本線 | ? | 車両形式メモし忘れ | なし |
笠松 | 大須 | 14:24 | 14:56 | 普通 | 大須 | 竹鼻線 | 6800*2 | クロスシート | |
大須 | 笠松 | 14:59 | 15:28 | 普通 | 新岐阜 | 竹鼻線 | 6800*2 | 上記車両の折り返し | 同上 |
笠松 | 豊川稲荷 | 15:31 | 17:05 | 急行 | 豊川稲荷 | 名古屋本線 豊川線 |
7000*6 | パノラマカー | |
豊川稲荷 | 国府 | 17:30 | 17:42 | 急行 | 新岐阜 | 豊川線 | 7000*6 | 上記車両の折り返し | 同上 |
国府 | 豊橋 | 17:49 | 17:57 | 特急 | 豊橋 | 名古屋本線 | 1000*2 + 1200?*4 + 1850*2 |
一部特別車 | なし |
豊橋 | 金山 | 18:15 | 19:02 | 特急 | 新岐阜 | 名古屋本線 | 1000?*2 + 1200?*4 + 1800*2 |
一部特別車 | |
金山 | 上前津 | 19:09 | 19:13 | 普通 | 砂田橋 | 市営地下鉄 名城線 |
2000*6 | ||
上前津 | 塩釜口 | 19:18 | 19:32 | 普通 | 赤池 | 市営地下鉄 鶴舞線 |
3000*6 | 市交通局車両 | なし |
大須駅車止め。昔は更に200mほど先に駅があったらしい。 | 大須駅。近年までは駅舎があったらしいが今はなくなってしまっていた。 |
大須駅駅前広場。 | 大須駅の裏(南)方向。田畑が広がっている。 |
新岐阜は各務原線のホームと名古屋本線のホームは別の場所にある。改札も別々にあるが、改札を出ないで行ける連絡通路も設置されているのでその通路を通って名古屋本線のホームに移動する。時間が余り無かったが何とか予定の急行に乗ることが出来た。しかし焦っていたので車両形式を調べるのと写真を撮るのを忘れてしまった。新岐阜を出るとすぐに笠松に到着。ここで竹鼻線に乗り換えである。乗ってきた急行はすぐに発車していってしまってここでも写真を撮り逃してしまった。
笠松では、名古屋本線のホームは名古屋方面に向かって左カーブを描いているが、竹鼻線のホームは逆に大須に向かって右カーブを描いていた。ホームには大須行きの2両編成の車両が発車を待っていたので早めに乗り込む。車内はかなり混んでいてここでは座ることが出来なかった。
笠松を出た列車は家並みを縫うようにして走っていく。竹鼻線は全線単線だった。進むにつれて少しずつ乗客が減っていき、竹鼻を出たあたりで着席することが出来た。
途中江吉良で新羽島(新幹線岐阜羽島駅に隣接)に向かう羽島線が分岐する。ここから先が廃止対象区間である。ここから先は乗客は殆どいなくなるのかと思いきや、1両10人くらいの乗客があり思ったより乗っていると感じた。ここから先は行き違いの出来る駅はなく、全ての駅が無人駅だった。
終点大須に着く前に車掌が切符の回収に来た。他の廃止対象路線は全てワンマンだったがここは車掌が乗務していることに気付く。編成も2両で他の路線よりは儲かっているような気がした。
終点大須は周りには大して何もない無人駅。商売繁盛の神様で名高いお千保(おちょぼ)稲荷への下車駅だが、そのお千保稲荷へはバスに乗り換えて10分かかるそうで、これでは利用者はいなくなってしまうわけだと思う。周りの家もそれほど多くなく、今後利用者が増えるとは思えない。岐阜へのバス路線もあり、廃止もやむを得ないかも知れない。
大須駅の写真を一通り撮るとすぐに列車に戻りそのまま笠松まで引き返す。新岐阜行きの列車だったので新岐阜まで行くことも考えたがとりあえず笠松で下車する。
竹鼻線を乗り終えたところで予定していた廃止対象路線は全て乗ったことになり、ここから左記の予定は特に考えてなかった。このまま名古屋に帰って終わりにしても良かったが、時間はまだ15時30分、切符は今日いっぱい有効なのだからもう少しどこか行ってみたいと思っていた。笠松で降りて悩んでいるとちょうどそこに入ってきた豊川稲荷行き急行は7000系パノラマカーだった。μチケットなしに前面展望の楽しめる絶好の機会である。これ幸いと乗り込み、そのまま豊川稲荷まで行くことにする。始発から乗ったわけではないので一番前の関にはすでに先客がいて、仕方なく一つ後ろの席に座る。
7000系は昔は名鉄の看板特急として活躍した名車だが、さすがに古くなってきたので特急運用からは退いているが、この豊川稲荷行き急行は特急に準じる優等列車ではないかと思う。独特のモーター音をひびかせながら本線を疾走する姿はまだしばらくは見られそうである。
途中何カ所かで特急を待避しながら名古屋本線を南に突き進む。岡崎を出るあたりからだんだん暗くなってきて、国府から豊川線には行ったときにはすっかり闇に包まれていた。でも前面展望がよく、周りに明かりも多いので線路の様子はわりとよく分かる。
7000系前面の行き先表示板。パタパタめくって表示を換えるようになっている。 |
豊川線は単線だが勾配や急カーブはほとんどなく、かなり線形は良いようだった。乗車率も6両の長編成にもかかわらず70%ほどの乗車率で利用者はかなり多かった。
途中に信号場もあり、初詣などの時に大増発できるようにしてあることが分かる。
豊川稲荷に到着し列車を降りると、車両前面の行き先表示板の変更作業が行われていた。ねじみたいなものを外し、本をめくるみたいに表示板をめくって目的の行き先を出すのだと言うことを初めて知った。
豊川稲荷では折り返しまでに25分の時間があり、一度改札を出て駅前の様子を観察する。駅はJRの豊川駅の目と鼻の先にあり、JR豊川駅には名古屋まで**分といった早さをアピールする看板が、片や名鉄豊川稲荷駅には新名古屋直通という乗り換えなしをアピールする看板が立っていた。
駅前の散策を終えたあと、来た列車で国府まで折り返す。今度は始発から乗ったので一番前の席に座れたが、国府で降りたので展望を楽しめたのはわずかな時間だった。
豊橋駅に停車中の1000系パノラマSuper。名鉄の線路は1本だけなので到着した列車はすぐに折り返し出発していく。 | 豊橋駅では名鉄の列車とJRの列車が同じホームに発着する。左が1000系パノラマSuper、右の列車はJR飯田線の列車。 |
国府で豊橋行きの特急に乗り換えて豊橋へ向かう。これで名古屋本線全線に乗ったことになる。
伊奈の先の平井信号場から豊橋まではJR飯田線と線路を共用している珍しい区間。是非前面展望をしたいところだがこのわずかな区間、しかも夜にμチケットを買ってまで展望席に乗る気にもならないのでここは一般席車に乗る。
車内の速度計を見ていると、国府を出るとしばらくは120Kmで疾走するが、その後一旦45kmくらいまで速度が落ちた。おそらくここで飯田線と合流したのだろうと思う。その後は90Kmくらいまで加速するが再び60Kmくらいまで落ちたりする。そうこうしているうちに豊橋に到着した。
豊橋駅は完全にJRの駅だった。ホームにある駅名標や発車案内の電工表示板はJRの物だし、改札も名鉄の改札はなく、JRが担当していた。ホームの反対側は飯田線の列車の発着に使われていて、ここに名鉄の車両が止まっているのが不思議に思えてくる。名鉄の発着線はホーム片側の1線だけで、到着した列車はすぐに折り返し発車していく。そして発車していったと思ったらすぐに次の列車が入って来るという忙しさである。JRももう1線名鉄用に提供してあげてもいいと思うのだが・・・。
豊橋でしばらく列車の発着を眺めた後、新岐阜行き一部指定席特急パノラマSuperで金山まで一気に戻る。本線特急は豊橋方2両が特別車なので、今度は特別料金なしで先頭車両に乗る。しかし新岐阜方の一般席車の先頭車はパノラマSuperの一員ではあるもののパノラマ席はなく前面展望は良くない。日が暮れてしまったこともあって前方の景色はあまりよく分からなかった。今度の運転手は主要駅では名鉄の特色の一つであるミュージックホーンを鳴らしながら通過していた。2日間の乗車の中の最後の列車にしてミュージックホーンのフルコーラスを初めて聴いた。
金山で今回の名鉄小旅行は終わり。ここからは地下鉄に乗り換えて塩釜口の下宿へと戻る。