北海道旅行

2000年8月24日〜9月1日

  1. 1日目 岐阜から北斗星車内まで
  2. 2日目 北斗星車内、滝川経由で新得まで
  3. 3日目 広尾線廃線跡調査、白糠
  4. 4日目 深名線廃線跡調査、札沼線
  5. 5日目 石北本線
  6. 6日目 湧網線、根北線廃線跡調査
  7. 7日目 函館山線、小樽交通記念館、手宮線廃線跡調査
  8. 8日目 宗谷本線
  9. 9日目 室蘭本線(沼ノ端〜岩見沢)

主に北海道フリー切符(グリーン車用)を使って北海道のいろいろなところへ行って来ました。
乗りつぶしの他、廃線跡調査も重要目的だったので、途中レンタカーも使っています。廃線跡調査は広尾線、湧網線、根北線の全線をレンタカーで調査してきました。また、深名線も代替バスを使って調査してきました。そのほかの線も、駅近くのみ少し調査したりしてきました。これら廃線跡調査は廃線跡調査のページに掲載します。

動機と出発までの奮闘

6月終わり頃から、9月頃に北海道に行きたいと思っていた。飛行機のチケットは早く取れば早割等の割引が効くのでとりあえず飛行機のチケットだけ取っておこうと思って航空会社のホームページをチェックしていたら、なんとANAに9月1日の遠距離便に限って一律1万円の「超割」というサービスがあることを発見。このサービスは航空券発売開始から1週間いないに予約しないといけないうえ、払戻手数料5000円という問題もあったけど、名古屋〜北海道で1万円という価格はとてつもなく安いもので、早速申し込む。しかしこれが悲劇の始まりだった。(大げさ)
飛行機利用は帰りと決めていて、北海道滞在は北海道フリー切符と場合によっては青春18切符を併用して7〜9日間くらいと決めていた。また、行きの行程はまだ乗ったことのない寝台列車を使うことも決めていたので、出発は8月23日〜25日となる。
そしてこの予定に乗っ取って寝台列車の指定を確保する事にする。ちなみに切符の発売は列車の発車する日付の1ヶ月前の10時である。
23日分の発売日である7月23日(実はテスト期間中)の10時に名古屋駅へ行く。利用する寝台列車の第1希望は大阪〜札幌を結ぶトワイライトエクスプレスのB個室。しかしなんと言うことか係員が操作をもたついてしまってB個室は満席。一応北斗星も調べてもらったが半ば予想通り個室は満席。長時間乗車なので開放式寝台にするのも嫌だったのでとりあえずこの日は諦める。
7月24日はトワイライトエクスプレスは月・水・金・土の運行で8月25日の運行はないのとテストの関係で駅へは行かず、7月25日に再び名古屋駅へ。この日は少し早めに(といっても9時50分頃)窓口に行く。しかしこの日も係員が不慣れで発券にもたつき駄目。どうやら名古屋駅の係員は不慣れな人ばかりのようである。係員は30分くらい早く来てくれないとというけど、混雑している名古屋駅の窓口を30分も占拠していていいのか?10分かかっても発券できないとは思わなかった。続いて北斗星も調べてもらったがこちらも駄目。
一方的に係員を非難したがここで係員の弁護も少ししておこう。名古屋駅の端末は最新式のタッチパネル方式のものなのだが、この端末は不慣れな人でも使いやすい代わりに目的列車を検索するのに時間がかかり、ウインドウズのようなGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)で順不同に各種項目の入力ができるので入力ミス(禁煙・喫煙を指定し忘れたり、日付を入力し忘れたりといったこと)に気付きにくい問題があります。また、トワイライトエクスプレスのB個室を指定するときは列車名に「トワイライトエクスプレス」と入れ、そこからB個室を選べばいいようだが、北斗星のB個室を指定するときは列車名に「北斗星(個)」と入れる必要があるなど統一されていない部分があります。(検索で画面に候補が表示されるので分からなくもないが・・)また、個室に禁煙室など無く、禁煙を指定していると出てこなかったりといったこともあるようです。最近寝台特急を利用する人はごくごく一部になってしまったことも係員がもたつく原因であると思います。
キャンセル待ちも考えたが、列車の候補が多くなってしまうし、家にいないことが多いことなどもあり、ちょくちょく駅に行って空席確認をしてもらうことに決め、キャンセル待ちはやめておく。そしてその後、1週間と開けずに駅に行って空席確認をしてもらう。しかし最初のうちは全然駄目。そろそろ別の交通手段も考えておかないといけないと思い始めた8月10日頃、23日の北斗星小樽号の個室を取ることにやっと成功する。
これで予定通り出発できると思っていたのだが思わぬところで大問題発生。なんと持っていく予定だった一眼レフカメラが故障!とりあえず修理に出すもののメーカーがお盆休みで修理に時間がかかるとのこと。普通のコンパクトカメラなら家にあるが、今回の旅行は撮影旅行でもあるので一眼レフカメラなしで行く気にはとてもなれない。別の一眼レフカメラを買うことも真剣に考えた。でも何とかメーカーから代わりのカメラを借りることができた。しかしこの代わりのカメラが届くのが23日になると言うことで出発を遅らさなければならなくなった。
出発直前に個室が取れるのかが問題である。直前のキャンセルは結構出るとも聞いていたが、そううまくはいかず、22日時点では25日のトワイライトエクスプレスのB寝台しか取れなかった。しかし個室は諦めきれない。23日に再び駅に行って調べてもらう。この日はもし個室の空席が無くてもトワイライトエクスプレスの指定を一旦キャンセルして再び取り直すことにしていた。なぜなら24日以降にでも個室が空けばそちらに変えるのだが、この時点で持っているトワイライトエクスプレスの指定券は一度北斗星から変更してもらったもので、切符の変更は1度しかできないのでこの券はキャンセルしなければならない。乗車2日前までならキャンセル料320円なのに前日、当日は切符の金額の30%も取られてしまうからである。そして調べてもらった結果は23日の北斗星81号なら個室が空いているとのこと。臨時列車であるのが気になったがこの際仕方がない、この列車で出発することに決めた。

行程

1日目
岐阜-名古屋-<新幹線>-東京-上野-<北斗星>(車中泊)

2日目
-札幌-岩見沢-滝川-富良野-幾寅-新得(サホロユースホステル泊)

3日目
新得-帯広-<レンタカー>-広尾-<レンタカー>-狩勝峠-<レンタカー>-帯広-<スーパーおおぞら>-白糠-<おおぞら>(車中泊)

4日目
-札幌-<ライラック>深川-<JR北海道バス>-朱鞠内-<JR北海道バス>-名寄-旭川-<スーパーホワイトアロー>-深川-<JR北海道バス>-十津川高校前(1つ行き過ぎ)-<徒歩>-新十津川-石狩当別-札幌-<オホーツク>(車中泊)

5日目
-網走-<オホーツク>-上川-<オホーツク>-遠軽-美幌-網走(ホテル泊)

6日目
網走-<レンタカー>-中湧別-<レンタカー>-知床斜里-<レンタカー>-越川-<レンタカー>-網走-<オホーツク>(車中泊)

7日目
-札幌-<スーパー北斗>-長万部-倶知安-小樽-<市内循環バス>-小樽交通記念館-<徒歩>-南小樽-小樽-札幌-<利尻>(車中泊)

8日目
-稚内-<宗谷バス>-宗谷岬-<宗谷バス>-稚内-名寄-美寄-<サロベツ>-和寒-塩狩(塩狩温泉ユースホステル泊)

9日目
塩狩-旭川-<スーパーホワイトアロー>-滝川-<ライラック>-岩見沢-苫小牧-<スーパー北斗>-南千歳-<エアポート>-新千歳空港-<ANA>-名古屋空港-<岐阜バス空港特急>-岐阜

乗車区間地図

この地図はカシミール3Dに等高線・白地図表示プラグイン、地球地図プラグインを組み込み、USGS地形データ(30秒メッシュデータ)及び国土地理院の「地球地図」(試験配布版)を使用して作成したものに加工を加えたものです。 

費用

北海道フリー切符(グリーン車用) \34,860使用した北海道フリー切符
乗車券(レール&レンタカー切符) 岐阜→帯広 \15,300(経由:東海道、東北、津軽、海峡、函館線、旭浜、千歳線、函館線、根室線)(企画乗車券のため2割引)
新幹線特急券 名古屋→東京 \3,750(株主優待 2割引)
特急券・B寝台券(個室) 上野→札幌 \9,450(北斗星 ソロ)
航空券 千歳→名古屋 \10,000(ANA超割)
バス料金 稚内−宗谷岬(往復) 宗谷バス \2,160(往復割引)
おたる散策バス 小樽駅前→交通記念館前 \200
小樽交通記念館入館料 \940
レンタカー(レール&レンタカー) 帯広発着 Sクラス \8,920(うろおぼえ、はっきり覚えていない・・)
レンタカーガソリン代 帯広 \2,725(103円×25.2リットル)
レンタカー(マイドライブ) 網走発着 SAクラス \12,070(うろおぼえ、多分この値段)
レンタカーガソリン代 網走 \2,140(98円×20.8リットル)
サホロユースホステル宿泊料、夕食料 \4,360(宿泊3,150、夕食1,000、会員料金)
塩狩温泉ユースホステル宿泊料、夕食・朝食料 \4,290(宿泊2,450、夕食1,000、朝食600、入湯税30、会員料金)
ホテルサンアバシリ宿泊料 \5,500(記憶による)(素泊まり)

主要参考書籍

旅の計画段階および実際旅行中に参考にした書籍のリストです。

※廃線跡調査の参考にした書籍はここには書いてありません。


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