過去の表紙写真

2007年

2007年2月19日〜7月3日

表紙写真

さようならみかん電車

東海道本線 金谷駅付近 2006-12-3
コニカミノルタ α7デジタル 1/350sec F8.0 160mm(35mm換算240mm)

つい数ヶ月前まで東海道本線の静岡地区の普通列車の2/3くらいは113系か115系と呼ばれる緑とオレンジ色の国鉄型車両でした。国鉄時代から変わらないこの塗装はみかんとお茶が有名な静岡にはぴったりな配色だったように思います。しかし、その古さは否めず、とうとう引退することになりました。大垣からの211系5000番台転属と新型313系ロングシートバージョンの導入によってあっという間に運用が置き換えられ、2007年2月19日現在では身延線と飯田線に僅かな運用が残るのみのようです。最後の様子を写真に納めておこうと思っていたのですが、最近の撮影では結局この写真くらいしか残せませんでした。

2007年7月3日〜9月17日
表紙写真

N700通過

東海道新幹線 掛川〜静岡 2007-7-1
コニカミノルタ α7デジタル 1/750sec F3.5 50mm(換算75mm) ISO100

N700系を営業運転初日に撮影してきました。茶畑の中を走る新幹線を撮れる有名撮影ポイントだが、まだ4往復しかないN700のうち、上下3本が接近した時刻に通過するというなかなかおいしいポイントでもある。この写真は新大阪発の「のぞみ100号」。あいにくの曇りで背景が沈みがちですが、まあまあの出来ではないかなと思います。・・って実はタイミングを合わせるのに必死で水平が取れていなかったので回転調整をかけています。同業者は2組4名で、うち1組はプロと推測。天気が悪く早朝だったので少なかったのだろう。途中邪魔なところに車が入ってくると思ったらJR東海の巡回車。警戒されていたのかも。

2007年9月17日〜11月22日

表紙写真

高山線復活

高山本線 打保駅 2007-9-16
コニカミノルタ α7デジタル 1/60sec F5.6 24mm(換算36mm) ISO200

台風による長期不通からようやく回復した高山線を見てきた。各駅に「早期復旧有り難う」という横断幕をはじめとした住民の喜びを示すものがたくさんあり、住民が心待ちにしていたことが伺えた。平行する国道もかなり改良が進んでいたが、まだすれ違い困難な区間もあり、列車の方が有利という今時珍しい地域。流された橋梁だけでなく、路盤、法面など至る所に徹底的な補強がされていて、相当にお金をかけて完璧な復旧工事が行われた様子。土砂降りの雨というひどい天気だったが、列車は徐行する様子もなく予定通りの時刻で走っていたのは頼もしかった。

 

2007年11月22日〜2008年4月2日

表紙写真

SLの運転職人

大井川鐵道大井川本線 塩郷駅付近 2007-10-28
コニカミノルタ α7デジタル 1/60sec F8.0 24mm(換算36mm) ISO200

機関助手が身を乗り出して前方確認している姿に感動。前方確認用ののぞき窓はあるみたいだが、その窓は機関士が前方確認に使うために助手は屈んで身を乗り出すという姿勢にならざるを得ないのだろう。バック運転も考慮して作られたはずのC11だが、こんな辛い姿勢で運転しなくてはならないとは初めて知った。運転席も狭そうだし、SLの運転は過酷な仕事だということがよく分かる。

大井川鐵道にSL撮影に行ってきたときの一コマ。対岸の河原から撮った写真を載せようと思ったけど、風景を大きく入れた写真はこのサイズでは列車がよく分からなくなってしまうので断念。この時期は観光客が多いようで、3往復も運行されているのにどの列車も満席。客車7両をSLと電気機関車でプッシュプルする9両の長大編成は見応え十分。駅のホーム長は足りているのだろうか?