第5回ひっぱれ路面電車選手権

2004年10月3日撮影

今年も恒例のひっぱれ路面電車選手権が名鉄岐阜市内線で行われました。岐阜市内線は今年度いっぱいでの廃止がほぼ確定的な状況ですので、大雨でしたが大会は決行されました。

今年は私も撮影班として実行委員会に参加させてもらいましたので、かなり良い角度から写真を撮ることができました。大雨で直前まで決行か中止かが決まらずかなり混乱していたために予定の半分程度のチームしか出場してもらえなかったのが非常に残念です。

車両は岐阜市内線で活躍している車両の中でも昔から親しまれている570型。古い車両だけあって重量も大きいので引っ張りがいがあります。

雨のためカメラをぬらさないように注意しながら撮影しなくてはならなかったのと、予定の半分のチームしか出場しなかったために満足な写真が少ないのですが、フィルム5本撮影したうちの選りすぐりのものを紹介します。

岐阜市内線は名鉄が今年度いっぱいでの撤退を表明しています。名鉄から買い取って運行したいといった会社も現れているようですが、自治体にやる気がないためかなり難しい状況です。なお、ひっぱれ路面電車選手権自体は来年も場所を移して開催しようという話になっています。

引っ張られる電車が到着。停止位置指示をする名鉄職員。 行き先板が「濃姫号」と「信長号」に取り替えられる。
競技開始。 列車の窓には岐阜の名物「鵜」が留まっていた。飛んでいってしまわないのが不思議。
安全のため綱が長いので、列車と綱を引いている競技者を同じ画面に入れて撮るのが難しい。 「鵜」が大会をアピール。
綱引き風景。 今回のベストショット。列車を引いているというのがよく分かる。
電車の新岐阜側には「ひっぱれ!路面電車」の行き先板? ひっぱれ路面電車選手権のチラシを眺める名鉄の偉い人。
選手権が終わった神田町通り。普段路上駐車でいっぱいの通りが非常にすっきりしている。いつもこうなら路面電車が通っていても走りやすいのに・・・。 通りの封鎖が解かれるとすぐに路駐車が現れ始め、いつもの通りの風景に。岐阜市内線の主力は新型の連接車に変わっている。

撮影場所:岐阜市神田町通り

日時:2004年10月3日 12:30-15:00頃

天候:雨

機材:ミノルタα707si

フィルム:フジカラーVenus400 , Venus800

スキャン:Canoscan 8000F


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