網走と名寄本線(すでに廃線)の中湧別を結んでいた路線。車窓から網走湖、能取湖、オホーツク海、サロマ湖と次々に現れる湖水や海の眺めを堪能できることから人気のあるローカル線だった。
しかし、昭和56年時点で2156と営業係数の高い湧網線は、国鉄再建法に基づく第二次廃止対象路線の一つに選定され、昭和62年3月20日にバスに転換されて廃止となった。
以上鉄道廃線跡を歩くVIより引用(一部加筆修正)
昭和10年(1935)10月 網走〜卯原内 開通 (湧網東線)
昭和10年(1935)10月 中湧別〜計呂地 開通(湧網西線)
昭和11年(1936)10月 卯原内〜常呂 開通 (湧網東線)
昭和11年(1936)10月 計呂地〜中佐呂間(後の佐呂間) 開通(湧網西線)
残りの常呂〜中佐呂間の工事は戦争のため一時中止
昭和27年(1952)7月 工事再開
昭和27年(1952)12月 常呂〜下佐呂間(後の浜佐呂間) 開通
昭和28年(1953)10月 中佐呂間〜下佐呂間 開通 全線開通
昭和62年(1987)3月20日 全線廃止
この地図はカシミール3Dと地球地図プラグインを使用して作成しました。また、USGS30秒メッシュデータと国土地理院地球地図データを使用しています。
ちなみに地図上の路線は自分で書いたものですが、線路跡がある程度乗っている地図に重ねて書いたのでほぼ正確に路線をなぞっていると思います。(調査の参考に出来るほど細かい地図ではないので意味無いですが)