新潟県、信越本線の来迎寺駅から西小千谷までを結んでいたローカル線。上越線の開通によって赤字経営に陥った民営鉄道を国鉄が買収して誕生した。国有化後も戦前は軌間762mmの軽便鉄道のまま運行されていた。
戦時中に不要不急路線として運休となり、戦後他の国鉄線と同じ1067mm軌間の鉄道として復活した。
輸送量は少なかったようで、第1次特定地方交通線に指定されて昭和59(1984)年に廃止となった。
駅名 | 読み | 駅間距離(Km) | 累計距離(Km) | 開業年月日 | 廃止年月日 | 備考 |
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(来迎寺) | らいこうじ | 0.0 | 0.0 | 1922-06-15 | 1984-04-01 | 信越本線接続 |
片貝 | かたかい | 3.7 | 3.7 | 1911-09-14 | 1984-04-01 | |
高梨 | たかなし | 3.7 | 7.4 | 1911-09-14 | 1984-04-01 | |
小粟田 | こわだ | 2.5 | 9.9 | 1911-09-14 | 1984-04-01 | 開業時は小栗田原(おこだはら) |
西小千谷 | にしおぢや | 2.7 | 12.6 | 1911-09-14 | 1984-04-01 | 開業時は小千谷(おぢや) 1932 西小千谷に改名 |
車で来迎寺から西小千谷に向かって調査してきました。小千谷は新潟県中越地震ので最も被害の大きかった場所であり、その爪痕である道路のひび割れなどがまだ残っていた。
来迎寺から片貝までは広い道路に生まれ変わっている。その先終点までの区間は砂利道や細い舗装路となっているが、通行量は少ないようで地震の地割れが修復されないまま残っている箇所があり、進路を選ばないと危険な状態であった。