志布志線廃線跡調査 3

調査結果

末吉〜岩北

末吉駅から少し進むと再びサイクリングロードとなる。この先は道路と平行しないので車での調査は困難。 緩やかなカーブを描いて岩北駅へと続いてきた築堤。
岩北駅手前の菱田川の橋梁。 岩北駅跡を国道から見る。小さな田舎の駅だった様子。
岩北駅跡を示す記念碑。 末吉から岩北駅に続いてきた線路跡。
岩北駅ホームとその先岩川方面に続く線路跡。

末吉から少し進むと普通の道路だった線路跡は再びサイクリングロードとなり車は入れない。

末吉からはちょっとした山越えになり、線路は国道と離れて進んでいたのでその様子は道路からではよく分からない。

途中で国道をアンダークロスして国道の東に移った線路は、岩北駅跡で再び国道と寄り添う。

岩北駅は国道の峠のような場所にあり、駅前と言っても商店が1件あるだけのような寂れた地区だった。駅に入る道路も狭い。駅跡には記念碑があり、ホームがそのままの姿で残っていた。

駅前後の線路跡はまだサイクリングロードとして続いている。また、駅の北側には菱田川を渡るガーター橋が良好な姿で残っていた。

岩北〜岩川

前田川の橋梁。道路化の際に架け替えられたようだ。 前田川の手前の郷土資料館駐車場に朽ち果てた貨車が展示されている。
庁舎裏の線路跡道路の脇に腕木信号が1機建っている。これが駅跡を示していると思われる。 総合庁舎と化した駅跡。志布志に向かうバスの中から撮影。(2002-11-05)

岩北からは国道の東側を平行して岩川へと下る。

岩川の町にはいると国道と分かれて左カーブをとり、前田川を渡って岩川駅へと入っていたようだ。左カーブが始まるあたりからは2車線道路に変わっていて、前田川の橋も架け替えられていた。

前田川の手前にある文化会館に併設の郷土資料館の駐車場にぼろぼろの貨車が展示されていた。

岩川駅跡には鉄道記念館があると聞いていたのだが、そんな物は見あたらなかった。駅だった場所は総合庁舎のある場所だと思われ、どうやら庁舎建設の時に取り壊されてしまったようだ。線路跡の道路脇に1本腕木信号が建っていて、これが唯一駅の名残だろう。それにしても取り壊されてしまったのは非常に残念である。


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