美祢線大嶺支線廃線跡調査 1

  1. 南大嶺〜国道435号
  2. 国道435号〜南大嶺起点2.5Km地点
  3. 南大嶺起点2.5Km地点〜大嶺

路線概要

美祢線大嶺支線は美祢線の南大嶺から分岐して大嶺までの2.8Kmの小支線だった。美祢線は明治時代に山陽鉄道が石炭搬出のために厚狭〜大嶺間を開業したのが始まりで、すぐに国有化され、石炭輸送に活用されてきた。しかし南大嶺〜大嶺間は長門市へと向かう本線から外れ、石炭輸送が無くなってからはその利用価値はなくなってしまっていた。国鉄時代には廃止されることなくJR西日本に引き継がれたが、1997年3月31日にとうとう廃止となった。

僅か1駅の盲腸線であり、大嶺駅周辺も閑散とした山間の田舎町で、バスですら2時間に1本ほどしか無い状況では鉄道での旅客輸送の需要など無いに等しかったことは想像に難くない。廃止は避けられなかったと思われる。むしろ近年まで生き延びていたのが不思議である。

調査概要、今後調査される方へ

2001年3月29日調査

南大嶺から大嶺まで徒歩で往復して調査してきました。所要時間は実質2時間程度でした(私は列車の時間の関係で大嶺及び南大嶺でかなりの時間休憩していましたので到着列車と出発列車の間隔は3時間以上離れてます)。

平行するバス路線はありますが本数は2時間に1本程度。列車に接続しているわけではないようです。美祢駅を起点にしているようなので、美祢駅で列車に接続しているのかも知れません。バス会社は船木鉄道バス。

全線に渡って道路が平行しています。

南大嶺駅を出た部分の短い(しかし高い)ガーター橋は外されていました。大嶺駅近くには50mほどの橋梁があります。渡ろうと思えば渡れなくはないですが少々危険です。どちらも脇道があり迂回は簡単です。そのほかに徒歩での調査に問題のある箇所はありませんでした。

参考文献


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