南方貨物線廃線跡調査 4

調査結果

西名古屋港線接続部〜名古屋貨物ターミナル(2006年再調査)

西名古屋港線との合流部。 左写真と同じ場所。僅かな距離だけ南方貨物線の高架橋が残っている。
あおなみ線の高架橋の東側は駐車場などになっていて、用地確保がされていたことを伺わせる。 あおなみ線高架の一部は南方貨物線の再利用で、すでに古びている。
あおなみ線中島駅金城ふ頭方面ホームの柵の外に不自然な高架を発見。 あおなみ線中島駅ホームから金城ふ頭方面を見る。上下線の間の空間が気になる。

あおなみ線開通によって大きく様子が変わったため、2006年に再度調査してきました。

西名古屋線との合流地点直前の高架橋は取り壊されずに残っていました。残っているのは僅かに50mほどだが、上下線の高さが異なるのが興味深い。下り線は西名古屋港線(あおなみ線ではなく貨物線時代の路線)をアンダークロスし、貨物ターミナルまでは西名古屋港線を中央に挟んだ構造で進む予定だったことを伺わせる。

現在のあおなみ線の高架は南方貨物線のことは眼中になく、接続できるような構造にはなっていない。

あおなみ線の高架に沿って貨物ターミナル方面に歩くと、途中からあおなみ線の上下線が別の高架橋として作られていて、そのうちの上り線?(名古屋方面)の橋脚がかなり古びていることに気づく。西名古屋港線として作られていた高架を再利用したことは明らかである。この辺りは中央に西名古屋港線が入る予定だったため、上下線の高架が離れて作られていたが、上下線を隣接させるために片方だけを再利用したようだ。

名古屋貨物ターミナルの南の端に位置するあおなみ線中島駅は、他のあおなみ線の駅とはちょっと雰囲気が違う。あおなみ線で少数派の相対ホームというのは土地に余裕があったからなのかも知れないが、上下線の線路の間にある不自然な空間は何だろう。(貨物線の)西名古屋港線と南方貨物線の3線構造にする予定だった名残か、はたまた島式ホームにする予定だったためなのか?さらに、金城ふ頭方面ホームの外側をのぞき込むと、古ぼけた高架橋が残っている。2面4線構造にするための準備工事にしては高架橋が古くて不自然であるため、南方貨物線の遺物と考えて良いだろうが、当時から駅を作ることも考慮していたのだろうか?


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