七尾線(輪島線)廃線調査 4

調査結果

能登三井駅跡

今も当時と変わらない姿で残る能登三井駅駅舎。 能登三井駅1番ホームから穴水方向を見る。駅名票も残っている
能登三井駅1番ホームから輪島方向を見る。 2番ホームにも駅名票が残る。
2番ホームから穴水方向を見る。ホームの右側にももう1線あったようなスペースが残る。 1番ホームに倒れていた看板(名所案内か何かか?)。喫茶店の店主がまた立て直して頂けるそうである。
廃止直前に訪れた際に喫茶店内から見ることができたポイント制御板。2001-2-27撮影。 廃止直前に訪れた際に駅舎内の喫茶店から見ることができたタブレット閉塞機などの交換設備。2001-2-27撮影。

能登三井駅は三井町長沢地区にあった。郵便局などもあり、ここが三井町の中心部なのだろう。

廃止直前に訪れたときには駅舎を借りて喫茶店が営業していて、撮影の列車待ちの時間に昼食をとった想い出がある。今回訪れてみるとその喫茶店は今も現役で営業していた。当然駅舎も現役時代の姿のまま残っている。

現役時代末期は交換設備は撤去されていたが、元交換可能駅で2面のホームが残っている。線路は取り払われていたが、駅名票は残されている。

喫茶店の店主と話ができたが、台風で駅名票?が倒れてしまったがまた直して頂けるようである。ホームも手入れされている様子が伺える。

廃止間際は駅舎に面したホームしか使われていなかったが、もう1つのホームも草むすことなくきれいな状態で残っていて、駅名票も健在である。その2番線ホームの反対側にもスペースが残り、かつてはさらに留置線か何かが存在したのではないかと思われた。

なお、今回喫茶店には入らなかったのだが、現役時代末期に訪れたときには喫茶店の中からポイント制御板やタブレット閉塞機などの機器がが残っている部屋を見ることができた(外からは見えないようになっている)。駅舎は変わっていない様子だったからおそらく今でも残っているのではないかと思う。


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