七尾線(輪島線)廃線調査 2

調査結果

穴水〜輪島市境界

北七海地区での1度目の道路オーバークロス。穴水側。 北七海地区での1度目のオーバークロス。輪島側。川を同時にまたいでトンネルに突入する。高い橋脚が残っている。
北七海地区での2度目のオーバークロス。おそらく穴水側の橋台。 北七海地区での2度目のオーバークロス。おそらく輪島側。橋桁が1本撤去されないで残っていた。
北七海地区での3度目のオーバークロス。ここは道路をまたぐだけの短いものだった。手前が輪島側。 北七海地区での3度目のオーバークロス。輪島側橋台。
北七海地区での3度目のオーバークロスのすぐ先の地点。道路よりやや高い場所を進む。手前が輪島側。 輪島市との境界となるトンネルの手前。路盤はしっかりしていてレールもそのままだった。手前が輪島側。
右上写真の反対、輪島方向を見る。奥に封鎖されたトンネルの入り口が少し見えている。 輪島市との境界となるトンネルの入り口。完全に封鎖されていた。

小又川を渡った先は、山肌にとりついて上り勾配を続けていたと思われる。能登有料道路の終点からつながる道路沿いに2本のトンネルがあったようだが、これらのトンネルは今回未調査のため状況は不明である。

線路は能登空港へと向かっている主要道に別れを告げて、谷沿いを北に向かう。北七海地区で道路を3回オーバークロスし、1本のトンネルが存在した。最初のオーバークロス地点は4本の橋脚が林立しているのが残っていたが、橋桁は外されていた。橋梁の先にはトンネルの入り口が見える。

トンネルを抜けた先で再び道路とクロスする。トンネルの出口は見えなかったが、一番端の橋桁が1本撤去されずに残されていた。

さらにすぐ先の3度目のオーバークロスは道路がかなり高度を上げていて高度差が僅かになっていた。先の2回は高さがあり、川も同時にまたいでいたが、3度目は道路のすぐ上をまたぐだけの短いものだったため橋脚は存在しなかった。橋桁はここも残されていない。

この先1Kmほどは道路と線路が平行してまっすぐに進む。辺りは山の中で人の気配は全くないが地形は比較的穏やかである。

線路は始め道路より高い位置を通っているがすぐに道路と同じ高さとなり、さらに道路より低くなったところでトンネルに突入していた。トンネル手前では路盤上にレールが残っているのが確認できた。

トンネル入り口付近はスノーシェードのようになっていた。入り口は完全に封鎖されている。このトンネルは地図で見る限り300mほどあり、トンネル内で輪島市三井町に入る。


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