室蘭はかつて石炭搬出地として賑わっていました。室蘭本線も夕張、岩見沢方面の石炭を室蘭まで輸送するために造られた路線です。現在室蘭駅は市役所近くにありますがこれは1997年に移転したもので、それまではもう少し先の産業会館前に有りました。さらに、そこから港まで貨物線が延びていて、港には巨大な高架桟橋があったようです。
北海道旅行で室蘭に行ったときに時間に余裕があったのでかつて港まで続いていた線路跡にそって歩いてみました。詳しい資料は持ち合わせていませんでしたが線路跡と分かる空き地などがずっと続いていて調査は比較的簡単でした。
駅から埠頭まで歩くと4Kmくらいあります。バス路線が並行しているので帰りはバスを利用するのも良いでしょう。町の中や埠頭部分の調査なので車より歩きの方が便利です。
旧室蘭駅駅舎内の一角にはかつての構内配線図などが展示されているので要チェックです。開館時間は4〜10月は9時〜19時で無休、11〜3月は平日9時〜17時で土曜日は12時まで、日曜は休みとなっているようです。
埠頭の一部には線路がそのまま残っています。