天北線(すでに廃止)の浜頓別からオホーツク海沿いを南下して北見枝幸までを結んでいた。将来的には南から建設されていた興浜南線とつながり、名寄本線興部までの路線となる計画だったが、全通することなく廃止となってしまった。
計画では稚内から天北線、興浜線、名寄本線、湧網線とつないで網走まで、更に釧網本線、根北線、標津線を経て根室までのオホーツク海岸縦貫路線が出来上がるはずだったが、モータリゼーションと過疎化によって日の目を見ることはなかった。
駅名 | 読み | 駅間距離(Km) | 累計距離(Km) | 開業年月日 | 廃止年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
(浜頓別) | はまとんべつ | - | 0.0 | 1918-08-25 | 1989-05-01 | 天北線(廃止)と接続 |
豊牛 | とようし | 7.0 | 7.0 | 1936-07-10 | 1985-07-01 | |
斜内 | しゃない | 5.4 | 12.4 | |||
目梨泊 | めなしどまり | 5.3 | 17.7 | |||
問牧 | といまき | 5.4 | 23.1 | |||
北見枝幸 | きたみえさし | 7.3 | 30.4 |
浜頓別から北見枝幸まで興浜北線全線をレンタカーで調査してきました。
ずっと海岸沿いを走っていた路線のため調査は簡単でしたが、思っていた以上に距離がありそれなりに時間がかかってしまいました。所要時間は2時間強といった所だったと思います。
途中駅はいずれも簡素な作りの小さな駅だったようで大規模な駅用地が残っている場所は浜頓別と北見枝幸のみであった。
路盤はかなり残っていて、一部は風力発電の風車の建設地に流用されたりしていましたが、他は草むしたまま放置されていました。確認困難な区間は特になく、全線で国道が平行しているので車での調査も楽でした。徒歩や自転車などでも調査は楽だと思います。起伏もほとんどありません。しかし、斜内〜目梨泊の神威岬以外に見所といえる場所は特にありませんでした。
バスは宗谷バスが全線並行して走っているようですが、本数が少ないので注意が必要です。