牟岐線の中田駅から小松島港までを結んでいた路線。終端の小松島港駅は港に直結した仮乗降場だった。
阿波国共同汽船が徳島と小松島港を結ぶ路線として建設したものを、1913年の竣工と同時に政府が借り上げ、1917年には正式に買収された。その後、1961年に徳島〜中田が牟岐線に編入され、日本一短い国鉄線となった。廃止は1985年である。
小松島仮乗降場は小松島駅の構内扱いであったと考えられる。
地図準備中
駅名 | 読み | 駅間距離(Km) | 累計距離(Km) | 開業年月日 | 廃止年月日 | 備考 |
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中田 | ちゅうでん | - | 0.0 | 1916-12-15 | 1985-03-14 | 小松島軽便として開業 |
小松島 | こまつしま | 1.9 | 1.9 | 1913-04-20 | 1985-03-14 | 小松島軽便として開業 |
小松島港 | こまつしまこう | - | - | 1940-03-15 | 1985-03-14 |
小松島駅跡付近に車を止めて徒歩で調査してきました。小松島駅から中田駅の区間は歩道と自転車道になっています。木が植えられていて夏でも涼しさが感じられるでしょう。散歩にもちょうど良い区間で、実際人を多く見かけました。中田駅は有人駅です。
小松島駅はかなり規模の大きな駅だったようで、あたりは空き地に近い土地が広がっていた。小松島港からは中田駅より南小松島駅の方が近そうな気がします。