鍛冶屋原線廃線調査

  1. 板野〜犬伏〜羅漢〜神宅
  2. 神宅〜鍛冶屋原、上板町民俗資料館

路線概要

かつて高徳線の板野から鍛冶屋原までの6.9Kmを結んでいた盲腸線が鍛冶屋原線である。四国でも1、2を争う赤字路線で、国鉄末期の特定地方交通線指定を待たずして廃止となった。

この路線は、阿波電気軌道が撫養〜古川を結ぶ路線の支線として大正12年に池谷〜鍛冶屋原間を開業させた路線が、国有化後高徳線全通時に板西〜鍛冶屋原間が切り離されて鍛冶屋原線となったものである。

戦争が激しくなった昭和18年、レール供出によって営業休止、バス転換され、終戦後の昭和22年に運転を再開したが、競合するバスに乗客が奪われ、昭和39年に国鉄が赤字に陥ると真っ先に廃止対象路線となり昭和47年に廃止となった。

鍛冶屋原線路線図

停車場一覧
駅名 読み 駅間距離(Km) 累計距離(Km) 開業年月日 廃止年月日 備考
板野 いたの - 0.0 1923-02-15 1972-01-16 阿波大寺(あわおおてら)
→板西(ばんざい)
→板野
阿波電気軌道として開業、1933国有化、以下同
犬伏 いぬぶし 1.3 1.3 1923-02-15 1972-01-16
羅漢 らかん 2.0 3.3 1923-02-15 1972-01-16
神宅 かんやけ 1.7 5.0 1923-02-15 1972-01-16
鍛冶屋原 かじやばら 1.9 6.9 1923-02-15 1972-01-16 鍛冶屋原(かじやはら)
→鍛冶屋原(かじやばら)

調査概要・今後調査される方への情報

2004年5月6日調査

レンタカーで板野から鍛冶屋原に向けて調査してきました。ほぼ全線が県道になっています。交通量は多めで路上駐車は無理でしょう。私も車を止める場所が見あたらずあまり細かく写真を撮ることができませんでした。

バス停が何カ所かありましたのでバスが走っていると思いますが、本数等は確認していません。

主要参考文献


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