赤谷線廃線跡調査 1

調査結果

新発田〜東中学校前

新発田駅構内を駅裏手から覗く。端の方は草むしていた。 新発田駅構内のはずれ。赤谷線が右に分かれていた。
赤谷線跡は駅から数100mは引き込み線として残っていた。 車止めのさきは家が建っていた。ここで一旦線路跡が途切れる。
線路跡はすぐにサイクリングロードして復活。家並みを縫うようにしてカーブを続ける。手前が赤谷方向。 左写真の反対側。右カーブで南に進路を取る。奥が赤谷方向。
サイクリングロードの案内図。 家並みの中をサイクリングロードとなった線路跡が続く。奥が赤谷方向。
市街地を抜けた。両側に木が植えられ、かなりしっかり整備されている。奥が赤谷方向。 東中学校前駅付近。手前が赤谷方向。

赤谷線は新発田が始発駅だった。駅構内には入っていないが、裏手から構内を見ると草むした側線用地が残っていた。

この日の天気は雨だったのであまりきれいにに写真が撮れていないのは勘弁していただきたい。

赤谷線は新発田駅から村上方向に出発していた。駅を出てすぐに羽越線と分かれて右に急カーブを切る。

駅を出てすぐの部分はまだ線路が残っていた。電化されていたため、引き込み線として使われているらしかった。引き込み線はすぐに車止めとなり、その先は家が建っていた。しかしその少し先からは線路跡がサイクリングロードして整備されていた。このサイクリングロードは赤谷駅の少し手前までずっと続いていた。

急カーブを終えて南に進路を取ると、市街地の縁をたどるように進む。緩やかに左にカーブして東中学校前仮乗降場となる。ここは仮乗降場だったこともあり、駅の痕跡を見つけることは出来なかった。

東中学校前〜五十公野〜新江口

東中学校前駅の先にある休憩所。 五十公野駅跡と隣に建つ倉庫。(2007-05)
五十公野駅の駅前広場。(2007-05) 新江口駅跡。なぜ集落から離れた田んぼの中に作ったのだろう。

東中学校前駅のあったあたりで大きな通りと交差するが、そこには休憩所のような建物が建っていた。ここが駅跡なのかも知れない。地図では道路の手前に書いてあったのだが、この休憩所は道路の先にあった。休憩所は道路を渡った先にあったが、駅はこの500mほど前にあり、現在はスーパーの駐車場になっているそうである。

五十公野は「いじみの」と読むらしい。駅跡は道に迷ってしまったこともあり見つけられなかった。駅前の桜や当時の倉庫などがそのまま残っているそうなのでこれから行こうと思っている人は頑張って探してみると良いだろう。

2007年5月に五十公野駅跡を見てきた。現在地図で五十公野と書かれている場所とはかなり離れた場所に駅跡はある。当時の倉庫や桜の木が残っていた。

更に線路跡はまっすぐに伸びている。道路とは離れた場所を通っているためにときどき脇道に入って線路跡を探す。お陰でかなり時間がかかってしまった。しかも線路跡はどこも変哲のないサイクリングロード。あえて駅でもないところに寄る必要はいかもしれないが、出来るだけ線路に沿っていきたいという気持ちがあり、細い道をくねくね進むことに。

新江口駅は駅前に続いていた道が見あたらない。どこに駅があったが迷ってしまったが、田んぼの中を貫くサイクリングロードに休憩所があるのを発見。集落から離れた田んぼの中で、本当にここが駅だったのか疑問がわいたが、この先も駅跡に必ず休憩所が設けられていたので、おそらく駅跡だったのだろう。


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